■今日の食い意地2月5日(水):節分その2・落花生VS炒り大豆
幼い頃から疑問に思っていたことがある。私の家では"節分の豆"と言えば落花生のこと。ものごころついた時からいい大人(ホントに)になるまで、落花生以外のものを用いたことはない。
しか〜し!全国ネットのニュースなどを見ていると、お相撲さんや芸能人はどうも落花生とは違うものをまいている。煎った大豆らしい。なぜだ?どうしてなんだ〜っ?どっちが正しいんだ〜っ?
節分に豆をまくという風習は中国で行なわれていた「追儺(ついな)の儀式」(疫病、災害などを鬼に見立てて弓や矢で追い払う儀式。別称=鬼やらい)が大本で遣唐使が日本に持ってきたらしい。
それがどうして"豆まき"になったのか。村に邪悪な鬼がいたところを坊さんが豆をぶつけて退治したとか、神様が「豆で鬼の目を打て」とアドバイスしたとか、地方(語り部?)によっていろんな説があるらしいけど。
豆には、鬼の目を打つ"魔目"、鬼を滅する"魔滅"に通じるとか"マメに働く"などの語呂合わせとか、さまざまな解釈がある。
で、大豆か落花生かって話に戻るけど、どうも悔しいことに由緒正しいのは"炒り大豆"のよう。(うすうすそうじゃないかとは思ってたけど)
でも、新潟に住んでる人は豆まきと言えば落花生でしょ?だって、この時期、スーパーはみんな鬼のお面付きで落花生売ってるもんね。大豆なんてあんまり見ないよね。
このままでは面目がたたん(何の?)ので、ほかの地域ではどうなのかちょっと調べてみる。
山梨県甲府市出身(新潟市在住)のKさんは、昔から炒り大豆だそう。子どもが通う保育園(新潟の)では落花生をまいているそうで、それは衛生面を配慮した合理的手法で園独自の判断だと思ってたとのこと。
ふ〜む、山梨県は炒り大豆か…。
調べてくと、落花生エリアは新潟・福島以北全般(北海道まで)におよぶらしく、落花生仲間がけっこうたくさんいてうれしくなる。
しかし、その理由はというと「殻つきだから拾って食える。衛生的」というものしか浮かんで来ない。もっと心あたたまるエピソードはないのかっ。「拾って食いたいから」って理由だけではちょっと情けないぞ!
それに新潟・福島よりも北の人々は衛生面を気にして、それより西(南?)の人は気にしないってのも変な話じゃないか。何か秘密があるはずだ。生まれてこの方、落花生で過ごしてきた私としては、ぜひ、あってほしい。
ってことで、何か知っている人、教えてください。
節分には、豆まきのほか、柊の小枝に鰯(イワシ)の頭をさして戸口に下げる(柊で鬼をつつく、鰯のにおいで鬼を追い払う意)、鰯を焼いて食べるなど、地方によってさまざまな慣しがある。
前述のKさんの実家近辺では、節分になるとピンクやら緑やらさまざまな色の甘い餅「切り山椒(きりざんしょ)」が和菓子屋やスーパーで売り出され、必ず買って食べていたと言う。
同じ日本でも、いろんなとこでいろんなことやってんだな。「食の画一化」とか言われてるけど、よく見てみると多彩でおもしろい。