トムヤムクンの作り方
まずエビの下ごしらえから始めます。
てながエビのはさみと足を切り落とします
頭の殻の真中の部分を切り落とします。
内臓などの食べられない部分を取り除きます。
胴の殻をむき、それはスープに使います。
レモングラスは根に近い硬い部分と先の細い部分を切り落とし5ミリの厚さで斜めに切り落とします。
しょうがは厚くむき薄切りにします。
マクルーの葉は真中の筋を取り除くように手でちぎります。
パクチーは茎を少し残して根を切ります。
包丁の背で2−3回たたいて香りを出します。
プリッキーヌは半分に切り、辛味がスープにでやすいようにします。
袋茸は味がしみやすいように大きいものは4等分、小さいものは2等分します。
これで下ごしらえは終わりです。
鍋に湯を沸かし、エビの殻を加えて2−3分間煮こみます。
パクチーの根を加え、香りが出たら殻と一緒に取り除きます。
レモングラス、しょうが、マクルーの葉、プリッキーヌ、袋茸、ナムプラーを加えます。
チリオイル、砂糖、ココナッツミルクを加え、チリオイルのペースト部分は甘味がかなり強いので量は好みで増減します。
エビを加えて軽く(1−2分間)煮ます。
最後にレモン汁を加え、すぐに火からおろします。レモン汁を入れてから沸騰させると酸味が飛ぶので注意しましょう。
材料(4人前)
アユタヤ特産のてながエビ 大4尾または小四尾
レモングラス 大2本または小3本
しょうが 30g
マクルーの葉 5枚
パクチーの根 大1本分または小2本分
赤いプリッキーヌ 3−7本
袋茸 大4個または小8個
水(または鶏がらスープ) カップ3
ナムプラー 大さじ2
チリオイル 大さじ1
砂糖 少々
レモン汁 大さじ2
ココナッツミルク 適量
外国企業の特許取得を懸念
タイ伝統医療研究所は先頃、「世界的に有名なタイのスープ、
トムヤムクンで使われるハーブに抗ガン作用が認められた」と研究機関が発表したことで、
「タイはトムヤムクンの特許を外国が取得してしまわないよう注意することが必要だ」と警告した。
これまでのタイと日本の共同研究で、レモングラスなどスープに使われている複数のハーブは、
消化器系のガンを抑える効果があることが分かっている。
タイ伝統医療研究所のペンナパ・スプチャルン所長は、
「この研究のおかげで、トムヤムクンの知名度がさらにアップすると予想される。
しかし、タイでずっと食されてきたこのスープを外国企業などが商業目的に利用することも懸念される」と指摘した。
これまでの共同研究によれば、タイの食材ハーブのうち、
マクルーの葉(カファ・ライム・リーフ)は活性酸素を減らす効果、
レモングラスは消化を助けガスを排出する効果、
そしてレッドオニオンとライムでは豊富なビタミンCと抗酸化作用が確認されている。
また外観がショウガに似ているカーは活性酸素を抑え消化を助けるとされている。
国立マヒドン大学栄養研究所のケオ・カンサダナムパイ博士によれば、
「トムヤムクンに使われている唐辛子も抗ガン作用が証明されている」と話す。
同研究所では、十種類の唐辛子について研究を行い、
そのうち四種類に、ガンにつながる細胞の突然変異を抑える作用を確認したとしている。
トムヤムクンに関する共同研究は、タイ国立農業大学のカセサート大学、
そして京都大学、近畿大学が実施したもので、
トムヤムクンには消化器系腫瘍の成長を抑える効果が、
ベータカロチンやビタミンCに優ることが確認されたている。
なお、このスープに使われるハーブのうち、
カファ・ライム・リーフ、レモングラス、しょうがでは、腫瘍を抑える作用が他の健康食品の百倍に及ぶ、
とも報告されている。