信州そばツアー(3)
2002年9月22・23日
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旅のデータ
(1日目)
京都東IC---(名神・中央・上越自動車道)---長野IC---(淺川ループライン・戸隠バードライン)---戸隠村宝光社
[そば処よつかど]---戸隠村中社(泊)[戸隠そば苑]
(2日目)
戸隠村[うずら屋そば店・そばの実]--(県道信濃信州新線)---黒姫高原コスモス園---(上越・北陸・名神自動車道)
---京都
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おそばといえば信州、信州そばといえば、戸隠そば。戸隠でおそばを食べてみたいとサイト検索をしていたところ9月22日・23日は第33回戸隠そば祭りとのこと。お祭りでおそばを食すると損をした気分になるのは昨年の出石で経験済みなのだが、戸隠そば祭りの豊富なイベント内容に心惹かれて、戸隠行きを決定した。
2002年9月22日、日曜日、愛車の赤のロードスターで午前6時過ぎに京都を出発。名神・中央・長野道・上越自動車道と高速道路を乗りついで、長野ICまで約4時間。長野市内からは、淺川ループラインという、地図上では円を2個描いたように示されている道路(実際でも、高度を上げるために、ぐるぐる回るので、結構こちらも目が回る。)を通り、戸隠バードラインを使って戸隠村へ正午前に到着。時間もよいので、戸隠村宝光社の「そば処よつかど」で腹ごしらえすることにした。
そば処よつかどの外観
戸隠村は古事記の中の天岩戸伝説にも記載があり、また、山岳信仰の対象として古くから多くの信者が集まってくる場所であった。そばの歴史も古く、その冷涼な気候で育つ「霧下そば」は戸隠村に訪れる信者たちに振舞われてきたという。
戸隠そばは、冷たい水にさらした後、水を切らずにざるの上にぼっちもりという形で盛られて供される。水をすするようにしながらそばをいただくことになるのだが、水のおいしい戸隠ならではの食べ方かもしれない。のど越しのよいおそばをいただいた後、中社に向かう。
今回の旅行は、急に旅を計画したために5日前に宿を予約した。そば祭りとのことでどこもいっぱいで、役場や商工会議所経由で紹介してもらった。親鸞聖人ゆかりの由緒ある「武井旅館」が今夜の宿である。建物は古いが静かでくつろげる宿である。私たちがなによりも気に入ったのは夕食で、やまめのお刺身や、山菜のてんぷらなど、1泊8000円とは思えない内容で満足した。
絶品やまめのお刺身
豪華な夕食
先に夕食の話になったが、時間は逆戻りして宿にチェックイン後は戸隠村観光に出かけることに。
戸隠村の観光地に関しては事前に調べていなかったが、現地についてパンフレットを見ると、なかなかの名所ぞろいである。私たちは自分の足を使っての移動となった。まずは中社からハイキングコースを歩いて鏡池へ。曇りだが美しい景色を満喫した。ハイキングコースでは野いちごを見つけ、賞味した。
戸隠山
有名な鏡池。カメラマンが悪い?
そして、奥社に参拝に。参道入り口から往復約3キロの山道を歩いて参拝するわけだが、途中杉並木が見事である。吸い込まれるような静かな道をはぁはぁ息をつきながらの参道の往復は正直堪えたが、お勧めのコースである。
背筋が伸びるような奥社の参道の杉並木
途中、午後3時から今夜のそば祭り前夜祭用のそば猪口を買いに中社で行列を作った。これは、前夜祭で「大判振る舞いそば」というイベントに参加するためのそば猪口で、500円で購入すると、午後7時から9時の間、そば商組合に加盟している20軒あまりのおそばやさんで無料でざるそば1枚振舞ってもらえるというものである。今年は2002個限定販売ということであったが、おみやげやさんやおそばやさんで販売されていた分は売り切れ、前夜祭当日の午後3時から200個のみ販売されれた。午後2時15分から並んで購入することができた。そば猪口を手に入れた後の皆さんとても満足そうな表情をされていた。
お猪口を手に入れたら、もう大判振る舞いしてもらったような気分になり、私たちは宿でおいしい夕食をたっぷり、ちょっと慌てていただいた。お腹がいっぱいになったので、おそばはもういらないと思いながら前夜祭に繰り出した。午後7時過ぎ、おそばやさんの前にはお猪口を握り締めたたくさんの人が行列を作っていた。戸隠の夜はかなり冷え込みで吐く息も白いくらいだが、おそばやさんの前はかなりの熱気である。お腹がいっぱいの私たちは、中社のおそばやさんの人だかりを見て回ったあと、記念にと
「戸隠そば苑」の列に並んでみた。あんなに夕食を食べたくせに、とくに細くておいしいここのおそばは別腹のようで、つるっと食べてしまった。
そば祭りのイベントでそば苑の前に並ぶ人たち
他にもそば祭りのイベントは盛りだくさんで、エイサー太鼓や、忍者花火などが。特に忍者花火は、忍者がたいまつのように大きな花火を振り回すのだが、迫力半分、お笑い半分で寒さも忘れて楽しめる。
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忍者花火
1日目の予定は終了。
2日目は曇り時々雨のお天気。それでも豪華な朝食をいただいた後、戸隠そば祭りの会場へ出かける。そば祭りはそばの大食いなどのイベントがあるのだが、そばをみんなで打っている様子と屋台を眺めた後、会場を後にしておそばを食べに行った。
そば祭りの様子![]()
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もう一度中社に戻って、おそらく戸隠一有名なおそばやさんであろう「うずら屋そば店」に行った。開店からまだわずかしかたっていないのに、うずら屋の前には長蛇の列ができていた。名前を書いてから前で待っていても、次から次へと人がやってくる人気店だ。30分ほど待って入店。おそばとおいしいまいたけのてんぷらをいただいた。確かにおいしいおそばだが、なんだか想像していたおそばと少し違う感じがしたため、もう1軒、「そばの実」に行ってみた。ここもたくさんの人が並んでいた。ちょっと変わったおそばをいただいた。
明日は仕事なので、昼を過ぎたころ、戸隠を出発する。県道信濃信州線を黒姫に向かうころには激しい雨に遭った。そば祭りはどうなっただろうと少し心配になる。途中、県道沿い黒姫高原のベーコン屋さんでベーコンを購入。大変おいしいベーコンであった。
途中、急に黒姫高原にコスモスを見に行こうということになった。
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コスモスは満開
黒姫高原のスキー場の斜面に植えられた約100万本のコスモスはとても見事。雨でも美しいコスモス、晴れたらさぞかし気持ちのよい風景だろうと惜しまれた。このコスモス、種を斜面にばら撒いたらコスモスが自然と大きくなったのだろうと思ったらなんのその、多くの人たちが手塩にかけて育て、みごとなコスモス園ができたそうだ。来年は晴れた日にコスモスを見たいものだ。上越自動車道、北陸自動車道、名神自動車道を約500キロドライブしながら、来年のそば祭りの計画を練ってみた。鬼も笑うような話だ。