(か行)32
 
 《西讃岐方言集》
  讃岐の方言のうち、特に西讃の方言の解説です。

あ行|か行|さ行た行な行は行ま行や行ら・わ行
か・

 


【〜かいて】
持って、という意味。
例えば、重い机とかを持とうとして、反対側を持って欲しい時、
『おーい、ちょっと、かいてくれ』と使う。
よそでこれを言うと、机の片側を持った私の背中を掻いてくれたりする。
元々、「担いで」、から変化したものと思われる。

【がいな(がいに)】
強い、激しい、の意。
『がいな奴じゃのー』とか、
『がいに雨が降ってきた』と使う。

【かじかむ】
寒い時、指が凍えて動きが悪い様子。

【〜かしゃん】
1.〜しようかしら。〜しようかな。
『遅なったきん、もう、いのかしゃん』
2.〜だか知らない。
『誰かしゃんが、ハンカチ落としとる』
『何かしゃん、変な天気じゃ』

【〜がな】
〜じゃないか、という接尾語。
『ちゃうがな』

【がめる】
がめつく取り込む。

【からい】
塩辛いとピリ辛いを区別せず、どちらも「からい」と表現する。
世間で、青と緑のどちらも「あお」と呼ぶのに似ている。
塩辛いの標準語である「しょっぱい」は、
こちらでは「すっぱい」意味にとらえられる。

【〜がわき】
特定の場所、方向に付け、〜側、を表わす。
『右がわき』『南がわき』とか、『**商店がわき』と使う。

【かんとだき】
関東煮。いわゆるおでんのこと。
但し、ダシは甘辛く濃い。飲まない方がよい。

【きつきつ】
目一杯詰まった状態。
『腹が出てきて、ズボンがきつきつじゃ』

【きしょーげな】
賢そうな。
皮肉に使う事が多い。後述「りくつげな」とよく似ている。

【きしょくええ(わるい)】
気持ちよい(悪い)。

【(〜せん)きゃー】
〜しないのかい、という意味の伊吹の言葉。
動詞(例;笑う)を一旦否定(笑わん)+きゃー=笑わんきゃー
観音寺では「〜せんかい」と言う。

【くらす】
殴る。

【げー】
嘔吐、ゲロ。

【けっこい】
きれいな。
『おまえんとこの嫁さん、けっこいのー』
「けっこな」とも言う。

【〜げ(な)】
〜っぽい、〜風の、〜らしい。
『昼から雨になるげなでー』
「うまげ」「きしょーげ」等、活用形が多い。
*「晩げ」は別途解説

【げんしゃ】
お金持ちのこと。分限者(ぶげんしゃ)に源を発す。
『どや、さらのチャリこーたんぞ』『おー、げんしゃじゃのー』
まあ、この場合はちょっと皮肉も入っている。

【けんびき】
疲れからくる体調不良の諸症状。
肌荒れ、肩凝り、口の回りの出来物等。
疲れから、引いた風邪を「けんびきかぜ」と言う。

【〜ごー】
命令形を柔らかくし、誘い、奨めの意味を持たせる。
『食べてごー、ほれ』(食べてみなさいよ、ほら)
『こっち来てごー』(こっちへ来てごらん)
『ごー、ごー』と連呼する場合、GO!GO!でなくCOME!COME!である。
同じような使い方をするが、「〜みー」の方が命令度は高い。

【ごくとれ】
極道者。後述「わるす」と類意。

【こける】
転ぶ。

【ごじゃ】
でたらめ。
『また、ごじゃ言いよって』
「ごじゃはち」とも言う。

【こそばい】
こそばゆい、くすぐったい。

【ごつ、ごっつ、ごつい】
すごく。すごい。
『今日は、ごっつ寒い』

【〜ごて】
〜と一緒に、〜ごと。
『自転車ごて、田んぼに落ちた』

【こと】
おおごと。事件。
『そなんなったら、ことじゃ』とか、
人が心配な時、『ことないなー?』と使う。

【こないに】
1.この前、この間。
『こないには、お世話になって』
2.近い過去から現在まで。
『**のおっさん、こないに見かけんけど、病気じゃろか』

【ごま】
回転する丸い物の総称。
独楽、車輪、キャスター等。

【こらえる】
1.耐える
『注射は痛いけど、こらえないかんぞ』
2.許す
『ガラス割ったら、こらえんのぞ』

【こわい】
飯に芯があって硬い。
赤飯は「おこわ」と呼ぶ。

【こんまい】
ちいさい。
「こまい」とも言う。反対語は「おっきょい」


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