(た行)26
《西讃岐方言集》
讃岐の方言のうち、特に西讃の方言の解説です。
|あ行|か行|さ行|た行|な行|は行|ま行|や行|ら・わ行|
た・ち・つ・て・と
【だい】
だるい。しんどい。
【たう】
届く。
『この梯子で、屋根にたうかのー』
反対語は「たわん」
【たすい】
弱い、薄い、力がない。
例えば、スナックでウイスキーの水割がえらく薄かった時、
『ねーちゃん、これ、たすいやないかー』と使う。
「たすくたい」とも言う。
【たる】
1.充分、足りる。
『若いのに、うどん一杯でたるんな?』
2.充分すぎて飽きる。
『うどんばっかりも、たるのー』
【だれっちゃ】(どこっちゃ、なんちゃ)
誰も。(どこも、何も)
『だれっちゃ、おらん』
【ちみきる】
指でほっぺたなどをつまんでねじること。
後述「ひねしる」と似ている。
【ちゃこ】
女性の大事な部分。
芝居小屋とか〜座とかで接待係の女性をお茶子さんと言うが、
この呼び方に観音寺人は異常な反応を示す。
「お姉さんの職業、何言うんなー?」
「お茶子です」
これを言わせて大喜びするのである。
【ちょっとこば】
少しだけ。
または「ちょびっとこば」
「〜ば」の活用形。
【ちんちん】
1.
2.お湯がグラグラ沸騰して、もう200度(!)位の状態。
【ちんまい】
小さい。
「こんまい」と同じ。「ちょんまい」とも言う。
【〜つか】
下さい。「つかーさい」と同じ。高松で言うところの「〜いた」。
岩田で、店の奥に向かって叫ぶ言葉が、
『大、いっちょ、つかー』である。
この「〜つか」と前述の「かいて」の組み合わせが
どうやら一番解りにくいらしい。
『そっち、かいてつかー』
・・・解らんのも無理はない。
【つら】
つらい、の意。
【てがう】
からかう、の意。
『ネコ、てがいよったら、ひっかかれたが』
【できる】
一般的に、何々が出来る、と言えば何々することが可能という意味であるが、
単に「出来る」と言うと主として子どもの勉強を指すようだ。
『あんたんとこ、できるんやてなー』
方言ではないが、記載しました。
【てんこつ】
てっぺん。
【どうすら】
どうしよう。
『こななことになって、もう、どうすら』
【どうぞする】
どうにかする。
『どうぞせんといかんがな』
【どうなら】
どうなるんだ。
『こななことになって、もう、どうなら』
【とおに】
ずいぶん前に。
【どくれる】
ふてくされる。
子どもがおもちゃをせがんで、親が拒否した時の子どもの状態。
【どつく】
殴る。乱暴する。
【どべ】
ビリのこと。
優勝、準優勝、三位、・・・、ブービー、どべ。
(子どもの頃、近所の風体の上がらんおっさんを「どべおっさん」と呼んで、てごとり
ました。大変申し訳ないことをしました)
【どよに(どよん)】
どのように。
『割れた丼、どよんしたらええんな?』
【取り込む】
『洗濯物を取り込む』という使い方をする。
観音寺で雨が降った時、洗濯物は、入れずに取り込むのである。
【どれば】
どれほど、どれだけ。
『目の前でおっさんがこけて、どれば笑ろたぞ』
【どんどろさん】
雷さん。
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