【讃岐家での企み】

《あらすじ》

帰りの駐車場にて…
K亀嬢の賞品の丼をかざして

H谷川「中、どんなんやろ?あっ…とっとっと」


ガッシャーン!

ひえええーー、落としたがなぁ!
固まるエコパ、H谷川くん、K亀嬢。

恐る恐る振ってみる。
 エコパ「ああー、なんか、カリカリ言いよるような気がする…」
 K亀嬢「ウソじゃー!」
 H谷川「どなんしましょー」
 エコパ「よし!ここは一つ、そんなもんなかったと思ってあきらめよう!」
 K亀嬢「イヤじゃー!」

さて、丼様の運命やいかに!?
 
この後、話は「讃岐家での企み」、そして「墓場のうどん屋」へと繋がっていくのであった。


と、ここまでは【88箇所達成者の集いレポート】で紹介した通りである。

これはその後の話。

 
  
《讃岐家に向かって》
 
さて、高松国際ホテルの駐車場で我々3人と仙人さん兄妹は、今からの予定を相談していた。
 H谷川「どっか行くでしょ?」
 仙人兄「どこでもいいです。後、付いて行きます」
 エコパ「そしたら…、讃岐家にしよか!」
 
K亀嬢の運転で古馬場界隈へ向かう。

今だからこそ言えるが、先導する我々は道案内に不安があった。なにしろ3人とも西方面の人間であり、高松ではない。もちろん、何度か讃岐家に行ったことはある。あらかたの位置は解っても、日の暮れた町で、最も近い有料駐車場に一発ビンゴ!で辿り着けない方に自信満々だ。
 
しかし、岡山から来ている後続車の仙人さんに対し、そんな事は言えない。高松市民ではないとしても、香川県人。しかも自称うどん好き。迷った!ではシャレにならない。私は、顔で笑って心で大汗をかいていた。
 H谷川「ここ曲がってエエんですよねー」
 エコパ「う、たぶん…」
 K亀嬢「ホンマかいなぁ?」
 
かなり近い位置まで来たことは間違いない。問題は駐車場だ。
 エコパ「ええい!そこ、曲がれーっ」
 K亀嬢「ホンマかいなぁ?」
 H谷川「駐車場、あるんですか?」
 エコパ「なかったら、高松が悪い」
 H谷川「また無責任な」
 
ところがどうだ!ちゃんと駐車場があるではないか。最短に一発ビンゴでないかも知れんが、おそらく2.5発目ぐらいには当たっていただろう。岡山の人を前に、香川県人として、とりあえず面目を保てたことに、一応安堵する。
 
だが、それで安心していてはいけない。実は、2次会に讃岐家を選んだのには理由がある。

我々 (というかH谷川くん)には大事な計画があった。


《重要人物》

それには、丁度この付近まで来ているはずのある人物が不可欠。しかも、その人物がホテルに入る前にキャッチしなければならない。
 
誰あろう、C葉県の重鎮Pソンさんである。

とりあえず、電話してみる。
プルルルル…、プルルルル…
 エコパ「鳴りよる、鳴りよる」
 Pソン「はい、Pソン(もちろん実際はハンドルではないが)です」
 エコパ「お疲れさんでしたー。讃岐家で2次会するんですけど来ませんか?」
 Pソン「解りました。すぐ向かいます」
 H谷川「よっしゃ!」
実は、この「よっしゃ!」 が曲者なのだ…。

さて讃岐家の2階に陣取り、おでんでビールを飲んでいると、程なくPソンさんが到着した。両手に荷物をいっぱい持っている。もちろん、記念品の入った袋も…。
 Pソン「いつも声を掛けて貰って、すみませんねえ」
 エコパ「いえいえ、何をおっしゃいますやら」

そう、この恐ろしい企みを知ったら、とてもそんな言葉は出ないだろう。

 H谷川「亀ちゃん、『さっき駐車場で落した記念品』は?」
 K亀嬢「あ…」
 エコパ「あ、って?」
 K亀嬢「車に置いてきた」
 エコパ・H谷川「へ…?」
 

《計画の全貌》

もうお解りだろう。
我々は、『落して割れたかも知れない丼』を、『割れていない丼』とこっそりすり替える、という極悪非道な計画を練っていたのだ。
(本当に実行するつもりだったかどうかは、H谷川くんのみぞ知る、なのであるが…)

しかしながら、Pソンさんの『割れていない丼』は、K亀嬢の正義感からのとっさの機転?によって守られた…はずだ


この『…はずだ。』について解説しておきます。

讃岐家でうどん論議に花を咲かせた後、K亀嬢の車でPソンさんをホテルまで送ることにした。
ご本人は「この位、歩きますよ」と言っていたのだが、
「沢山の荷物を抱えて歩くのも大変でしょう」とか「結構、距離ありますよ。車の方が早いです」とか、
果ては「夜道は危険」だの「歩きよる人でも飲酒歩行で罰金」などと無理矢理乗せる。
 
私とH谷川くんが後部席。Pソンさんを助手席に乗せ…、
Pソンさんの荷物は全て後部席 に置いた。


そこで何が行われたか、私は何も知らないし、何も見ていない。
 
 H谷川「ちゃんと否定しとって下さいよーっ!」
 エコパ「だから、見てないって」
 H谷川「ホンマに何もしてませんって!」

 
 
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