先日『福茶』というのをいただいた。たまたま横浜にでかけ、とある地下のお茶やさんでひとやすみしようと思ったときだ。玉露と干菓子のセットを注文したのだが正月ということもあり『福茶』がサービスとして出された。よくみると昆布と干し梅と黒豆が入っている。聞けばその年の健康を祈って飲むものなのだそうだ。きれいに束ねられた昆布をながめながら飲むそのお茶に美のセンスと日本の正月をみた思いだった。年越しそばや餅だけではなくお茶にもそういった縁起を担ぐ日本人の生活を我々は忘れつつある。(それとも知らなかったのは私だけ?)それを思い出させてくれた一杯の気配りがとてもうれしく、玉露よりもおいしく感じられた。