クリスマスケーキ〜『ぐりとぐら』

 ぼくらの なまえは ぐりと ぐら

 このよで いちばんすきなのは

 おりょうりすること たべること

 ぐり ぐら ぐり ぐら

 これを読んで赤と青の服をきたのねずみを思い出した人は、きっとあの『カステラ』を食べたいと思っていた人に違いない。“なかがわりえことおおむらゆりこ”作のベストセラー絵本『ぐりとぐら』の絵本の中にでてくる『カステラ』は、黄色いふんわりとした大きなカステラで、ハイジにでてくる『パン』やトム&ジェリーでジェリーが食べていた穴があいた『チーズ』みたいにこどもの頃食欲をそそる食べ物のひとつだった。

 『ぐりとぐら』は現在も人気のある絵本だが、その2巻に『ぐりとぐらのおきゃくさま』はちょうどこの季節にあう絵本だ。ふたごののねずみ、ぐりとぐらは雪合戦をしていたが、雪の上に大きな足あとをみつける。その足あとをたどっていくと自分たちの家に着いてしまう。大きなながぐつがあるものの部屋を探しても誰もみあたらない。そのうちいいにおいがただよってくる。台所で赤い服をきた白いひげのおじいさんがケーキを焼いていたのだ。『おめでとう』とかかれたケーキを作ってくれたおじいさんは、次の用事をおもいだしてさっさと帰ってしまうのだが・・・。しかも名乗りもせず。だから物語のうえでは『おじいさん』なのである。サンタ・クロースの不法侵入には昔から多少疑問もあったが、台所を勝手に使ってしまうところもすごい。でも・・・なぜだろう。このケーキがおいしそうなのだ。チョコレートと生クリームのデコレーションケーキは当時のこどもの夢だったと思う。ぐりとぐらが鼻をぴくぴくさせている絵がとてもかわいいせいもあるだろう。そのせいかこどもの頃クリスマスケーキはチョコレートがかかったケーキばかり選んでいた気がする。本の挿絵で思わず童心にかえってしまう自分もどうかと思うのだが、『ぐりとぐら』の絵本は永遠だと思わずにいられない。誰もがイブの夜に長靴下をぶらさげたいと思うように。(・・・え?思わない?)

 

写真のぐりとぐらの折り紙、先着1名様にプレゼント。宛先はこちら↓(うそです)

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