コーヒーは、朝、市場で

 最近八戸に帰ると楽しみにしているのが朝市である。もともと小さい頃から行ったことがあるのが湊町でやっている朝市だが、そこは魚市場が近いため魚・イカをはじめ魚介類が多い。柳谷のコロッケは絶品だし、有名な『太洋食堂』はこのならびにある。

 そことは別に繁華街近くでも朝市をやっていることを2、3年前にぐらいに知った。たまたまタウン誌に朝市とそこの中国茶の店が載っていたからである。

 場所は片町、長者山(神社がある)の下のあたりである。行ってみて驚いたのはその市の大きさと客の数である。朝6時に人々がこんなに集まっていることにびっくりした。自分の畑でとれたばかりの花や野菜のほか、自分のうちで作った惣菜、漬け物とならぶなか、コーヒーショップがあった。テントの下に折り畳みのテーブルを広げただけのスペースに丸い椅子を並べただけのところだ。そこには年輩の人もコーヒーや手作りドーナツをそれぞれ楽しんでいる。コーヒーもドリップで煎れたもので一杯150円だ。その向かいには本格的な喫茶店もありそこもモーニングの客でいっぱいだ。その客もたいていがおじさん、おばさんといったかんじである。店内では和食器や東南アジアの雑貨も置いており、ジャズがかかっている。ふだんは夜もオープンしているようである。

 その喫茶店のとなりに雑誌にでていた中国茶の店があった。店の前にテーブルと椅子がでており、これもまたオープンカフェ状態である。というよりここだけ台湾の街角のようである。『烏龍茶100円』。中国系のようなおじさんがひとりでお茶を煎れてくれた。残念ながらこの店は私がいってまもなく閉店したようである。今はとなりにある喫茶店が店を拡張して使っている。

 この頃は帰省の際に同じく東京に住む同級生とここで待ち合わせるのが楽しみになっている。地元にいながら何かしらアジアの持つ雰囲気を味わい、東京での話の続きをし、コーヒーをおかわりする。私達の家族は頼んだはずの野菜や惣菜が、昼近くにならなければ手元にこないことも、とうに知っている。

 

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