『ゆで卵つきタンポポ料理』。なんだそれは?とお思いの方もいらっしゃるだろう。おわかりの方もいらっしゃるかもしれない。最初に言っておこう。このレストランは架空のレストランである。ということはメニューも当然架空である。ではなぜここに載せたのか。このメニューはO・ヘンリーの『Springtime a la Carte(アラカルトの春/大久保康雄氏訳・新潮文庫)』に出てくる。私はこの作品が大好きである。もともとO・ヘンリーの作品が好きで、ニューヨークでは彼がよく通っていた『PETE'S TAVERN』へも行ったことがある。ここで彼は『The Gift of the Magi(賢者の贈りもの)』を書いたという。アイリッシュパブを思わせるバーカウンターで私はサミュエル・アダムス(ボストンラガー)の生を頼みヴィレッジの夜更けをひとり満喫した。・・・話を戻そう。タンポポ料理とはどんなものか?私には想像もつかないがSarahとWalterには忘れられない料理であろう。ニューヨークはまだ寒いかもしれないが、春が近づく頃この本を読みたくなるO・ヘンリー愛好家は私だけではないのでは・・・?
