人知れず・・・本当に秘湯?「法師温泉」


秘湯中の秘湯

法師の宿

与謝野晶子の碑

 




左:与謝野晶子の歌の碑。
右:法師温泉である長寿館。 看板には、「御入浴客御定宿」と書かれている。





 『秘湯』の代名詞である「法師温泉」。
そこは、本当に秘湯なのか。それを確かめるべく、車を飛ばした。
 場所は、群馬県北部の猿ヶ京から更に北北西。関越の月夜のインターチェンジをおりて、17号を 北(新潟方面)に向かい、猿ヶ京から法師温泉への道へ入る。
 その日は雨。奥へ向かうほどに、霧が濃くなり、秘湯への道を演出しているかのようだった。 木々の若葉が雨に濡れるがゆえ淡い緑の不確かさを強調し、新緑の華奢な美を奏でる。 そんな緑に導かれ、たどり着いた先には、まるで、タイムスリップしたかのような佇まいの宿が現れた。 宿の周りには一軒も民家がない。江戸時代の旅籠はこんな感じだったのだろうと思われる素朴さがあった。 文豪、川端康成、与謝野鉄幹、晶子夫妻も訪れた宿。そんな威厳が見られる。
 今回のメインの温泉の浴場へと足を運ぶ。大浴場の文字に導かれていくと、そこには、男性の姿。 (ちなみに筆者は女性)慌てふためいて、外へ出ると、「ここは混浴ですよ」と男性用の脱衣場から 出てきた男性客がにやりと笑いながら去っていった。
 再度、婦人用の文字を探して浴場へと急いだ。ドアを開けると、檜の香りがほのかにだだよう。 浴場自体はさほど大きくはない。洗い場は板の間(檜)で、風呂の底には玉石が敷き詰められていた。
 後でパンフレットを見ると、大浴場が評判のお風呂で、内部にはアーチ状の窓が浴室内に施され、 雰囲気は明治時代の鹿鳴館風ヨーロピアンスタイル。実際、明治時代に建てられたもの。 とはいえ、筆者は入ることができなかったので、大浴場への思いが残った。 しかしながら、混浴に入る勇気のある女性客がどれほどいるだろうか。水着を用意すれば、 という意見もあるだろうが、風呂はやっぱり素っ裸で入るから気持ちのいいものなのだ。そう思うと、 大浴場に女性のみの時間を設けてもらいたいとつくづく思う。カップルで入りたい方は、混浴時間を使えばいい。
 さて、今回のテーマであった、「法師温泉は秘湯か?」については、 売り の浴場に入れなかったので『よくわからない。』が私の意見である。宿の雰囲気は秘湯のある宿といった感 はある。
 お湯については、入った後の肌感は、さっぱり派。四万温泉のようなしっとりすべすべ感はない。 ちなみに、入浴のみは、800円(10:30〜14:00)。


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