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特徴 |
ダージリン
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ヒマラヤ山麓標高2300mの高地で栽培される。
この地域は昼夜の気温差が大きく、谷のそこから発
生する霧が山の斜面を這い登る事により、ダージリ
ンに独特の風味をもたらす。年間収穫量はおよそ1
万トンであるが、現在日本で流通しているダージリン
は3〜5万トンあると言われている。ピュアなダージ
リンでないのに、ダージリンとして売られている事が
あるので、注意が必要である。収穫時期は毎年3月
から11月頃までだが、ダージリンの最大の特徴は、
採れる時期により色・香・味が大きく異なること。3月
から4月頃に採れる物をファーストフラッシュと言う。、
若々しさがあり、茶葉の外観も緑茶のように緑っぽ
い色をしており、水色も明るいオレンジ色となる。5月
から6月頃に採れるのが、セカンドフラッシュ。
ダージリンの中では、一番美味しいとされる時期で
ある。
そのため、取引価格もかなり高めになる。セカンドは
『マすカテルフレーバー』があると、よく書かれている
が、セカンド全てにマスカテルフレーバーがあるわけ
ではない。
セカンドの中でも極一部の卓越したものにマスカット
の様な香『マスカテルフレーバー』があるのである。
ダージリンは、ストレートで頂くと、心地よい渋みがあ
る。この渋みこそが、ダージリンの味の特徴である。
ダージリンはストレートで頂くのが、理想的。香を線
で例えると、直線的である。
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アッサム

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インドの北東部、ブラマプトラ流域・スルマ流域で採
れる。通常私たちがアッサムと呼んでいるのは、ブラ
マププトラ流域で採れる物。年間収穫量は約35万ト
ンあり、インド紅茶全体のおよそ50%を占めている。
最近では、オーソドックス製法に加えて、CTC茶が
出回っている。
個人的にはリーフタイプが好きだが、CTC茶は短時
間での抽出が可能で、そこそこいい味が出てくるた
め、手ごろかと思う。アッサムの収穫時期もダージリ
ンと同じく3月から11月であるが、一番美味しいのは
5月から6月に採れるセカンドフラッシュ。アッサムの
新芽はダージリンと異なり(ダージリンはシルバーチ
ップ)ゴールデンチップであるが、セカンドはこのゴー
ルデンチップの色が本当に鮮やかなゴールド色をし
ており、豊富に含まれている。アッサムは、濃い水
色(濃い紅色)・コクノある味わいであるため、ミルク
ティ−に適する。
香はダージリンと比べると、曲線的、女性的、包み
込むような甘い香となる。
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ニルギリ

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インド、デカン高原南部のタミルナドゥ、ケララ,カル
ナカタの3つの州にまたがる丘陵地帯で栽培されて
いる。標高120mから1800mとかなり広い範囲にま
たがる。この地では年間約17〜18万トン生産されて
いる。年間を通じて栽培が可能であるが、最も美味
しい時期は12月から1月ごろのものである。この時
期に採れたものの中には、『レモンフレーバー』と言
われる、レモンの香のように爽やかなものがある。通
常のニルギリでも、爽やかな香があるが、『レモンフ
レーバー』の比ではない。又ニルギリ山地は、ローム
層ラテライト土壌であり、この土壌がニルギリ茶に独
特の風味をもたらすとされている。
紅茶は、酸性土壌で軽くて砂の多いらテライト土壌を
好むのでとても良い条件の土壌に恵まれていると言
えるだろう。ニルギリ茶は癖が無くとても飲みやす
い。紅茶初心者にもオススメできる。ストレートはもち
ろん、アイスティ−や、スパイスとのアレンジにも適
する。その他、ハーブとの相性も良い。しかし、ミルク
ティ−には少々無理がある。コクの面と水色の面
で、出来たら、ミルクとは避けて頂きたい。
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ウバ

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ダージリン・キームンと並んで世界三大銘茶の一
つ。スリランカでは、栽培される標高の高さにより大
きく3つに分けられる。標高1200m以上のものを、ハ
イグロウンティ-、標高600〜1200mのものを、ミディ
アムグロウンティ−、標高600m以下のものを、ロー
グロウンティ−という。ウバは標高1200m以上なの
でハイロウンティ-である。収穫は1年中であるが、ク
オリティ−シーズンは、秋摘みの8月から9月頃のも
のである。この時期のウバには独特の香があり、こ
れを『ウバフレーバー』と言う。
ウバは香り高く、強い味、爽快な渋みが特徴でアッ
サムと並んで、ミルクティ−に適する。セイロン島は
山岳地帯を挟んで、東と西に別れるが、ウバは東
側。 |
ディンブラ
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ウバと同じくスリランカ産でハイグロウンティ−であ
る。ちょうど山岳地帯を挟んでウバの反対側にある。
ウバ同様1年中収穫できるが、クオリティ−シーズン
は春摘みの2月から3月になる。味はウバ茶をやや
マイルドにした感じ。フルーティ−な風味がある。ディ
ンブラはどんなの飲み方でも美味しく頂ける。 |
ヌワラエリヤ
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ヌワラエリヤもスリランカ産でハイグロウンティ−であ
る。ヌワラエリヤ地区のピドルタラガラ2,524mがセイ
ロン島の最高峰となる。クオリティ−シーズンは春摘
みの2月から3月。水色はかなり明るめの黄色に近
いオレンジ色、渋みはウバ等に比べると、物足りな
いが、緑茶に似た渋みがあり、和菓子にも合う。飲
み方はストレートが適する。ちなみにスリランカは旧
セイロン島のことで、1971年に国名をスリランカと改
めた。スリランカとは、現地の言葉で、『光輝く国』と
いう意味がある。
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キャンディ
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スリランカ産紅茶でミディアムグロウンティ−の紅
茶。キャンディは古都キャンディを中心にした高原地
帯で栽培されています。鮮やかな水色とコクのある
味わいが特徴。スリランカ国内では最もポピュラーな
紅茶で渋みは少なく、アレンジティ−に向く。 |
ルフナ
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スリランカ産紅茶でローグロウンティ-の紅茶。スリラ
ンカ南部の熱帯雨林に点在する茶園で栽培される。
水色が濃く、いぶしたような独特のフレーバー、渋み
は少ない。中近東の国々で人気がある。ルフナとは
シンハリ語で『南』を意味する。 |
キームン

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中国、安徽省キーマン県で栽培されている。この地
域は気象状況が厳しいため、収穫は6月から9月の4
ヶ月間となる。その中でも8月に収穫されたものがベ
スト。キームンは針状に細くよられたタイプの紅茶。
茶葉の外観は黒色をしているが、水色は綺麗なオレ
ンジ色をしている。キームンの特徴は、その香にあ
り、独特のスモ-キーフレーバーがある。ダージリン・
ウバと並んで、世界三大銘茶の一つでもある。又中
国紅茶の中では最も有名で、歴史も古い。
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