・ASSAM アッサム
ヒマラヤ山麓の広大な平原、アッサム地方は自然環境、気象条件ともに理
想的な紅茶産地です。クセがないにもかかわらず強い味と芳醇な香りがある
アッサムは、濃厚で飲みごたえがあり、ミルクとの相性が抜群。牛乳で煮込
むロイヤル・ミルクティーにもピッタリです。ただ、クリームダウンが起き
やすいので、アイスティーには不向きです。また、抽出しやすい特性がある
ので、蒸らし時間は短めに。
・CANDAY キャンディー
古都キャンディーを中心にした高原地帯で栽培される代表的なミディアム
グロウンティーで、鮮やかな水色とコクのある味が特徴。スリランカ国内で
は最もポピュラーな紅茶です。渋みが少ないので、素材の味を生かすバリエ
ーションティーにはピッタリ。また、水色が美しいためアイスティーにも向
いてます。
・DARJEELING ダージリン
インドのダージリン地方はヒマラヤの山岳地帯。険しい斜面で栽培される
ダージリンはマスカットフレーバーと評されるさわやかな芳香が特徴で、4
〜5月に収穫される極上品は摘採量も少ないため非常に高価です。またゴー
ルデンチップと呼ばれる新芽を多く含んだFOPグレードのダージリンは、
「紅茶のシャンパン」とも呼ばれています。さわやかな味と香りを楽しむに
は、やっぱりストレートティーがいいです。抽出時間は短めに(^-^)
・DIMBULA ディンブラ
スリランカ中央山脈の西側、ウヴァのちょうど反対側にあたる高地で栽培
されているハイグロウンティーです。ベストシーズンは1〜2月。高地で産
出される紅茶のわりにタンニン含有量が少ないため、透明感のあるアイステ
ィーを作ることができます。ミントやシナモンなどを使ったバリエーション
ティーにも向いています。バラの香りに似たやわらかい香りとマイルドな味
わいで、さまざまなアレンジが楽しめる紅茶です。
・DOOARS ドアーズ
インド北東部、アッサムの西に位置するドアーズで産出される紅茶です。
ダージリンに比べると濃い水色ですが、強い渋みはなく、香りもそれぼど強
くありません。口当たりの良い、コクのある味わいが特徴です。一般的にブ
レンド紅茶やティーバッグに多く使用されます。ミルクティーには濃いめが
いいてす。
・JAVA ジャワ
インドネシアのジャワ島西部で栽培されるジャワ紅茶は、セイロン茶に似
たマイルドな香味が特徴。水色が明るく、ストレートティーやアイスティー
に適しています。年間を通して生産されており、品質も安定しています。多
くはオーソドックス製法のブロークンタイプです。
・KEEMUN キーマン
世界最古の紅茶産地として知られるキーマンは、世界三大銘茶の一つとし
て英国で珍重されています。蘭の花を思わせる香りと独特のスモーキーフレ
ーバーはエキゾチックで、ヨーロッパでは「中国茶のブルゴーニュ酒」と呼
ばれています。キーマンは独特の香味はストレートティーやミルクティーに
適しています。
高いです。
・KENYA ケニア
アフリカのケニアで栽培される紅茶で、セイロン茶に似て渋みが少なく、
コクがあり、甘さもあります。ケニア産紅茶は今世紀になってから生産が開
始されたため、そのほとんどがアンオーソドックス製法のCTC製法で作ら
れています。そのため抽出時間が短く、ティーバッグに使用されています。
・LAPSANG SOUCHONG ラプサン スーチョン
ラプサンスーチョンは燻製茶と呼ばれる一風変わった紅茶です。福健省で
摘まれたスーチョンの葉を醗酵後に松の木で燻し、着香したものがラプサン
スーチョン。独特のスモーキーフレーバーで、オリエンタルな香りから、
キーマンとともにヨーロッパで珍重されています。アイスティーに向いてい
ます。
・NILGIRI ニルギリ
ニルギリとは産地(南インド)の言葉で「ブルーマウンテン(青い山)」という意味。
なだらかな丘陵地帯で栽培されます。しっかりした味わいで、すがすがしい
香りがあり、ミルクティーやスパイスを加えたバリエーションティーなどに
ピッタリです。地理的、気候的にスリランカに近いため、セイロン茶に似た
味わいがあります。12〜1月にかけて摘採された葉は特に品質に優れていま
すが、気候に恵まれているため年間を,通じて生産されています。
・NUWARA ELIYA ヌワラ エリヤ
スリランカ中央山脈の霧に包まれた山岳地帯で栽培されるヌワラエリアは、
すがすがしい香りが特徴のハイグロウンティー。特に乾いた北東モンスーン
の吹く12〜3月に摘まれた葉は香り高い高級品です。水色が明るめで、味は
しっかりしています。さわやかな香りを楽しむにはストレートティーが最適です。
・RUHUNA ルフナ
シンハリ語で「南」を意味するルフナは、スリランカ南部の熱帯雨林に点
在する茶園で栽培される紅茶。高温多湿な気象条件のもとで産出されるルフ
ナは水色が濃く、燻したような独特のスモーキーフレーバーが特徴。渋みは
少なく、中近東の国々で人気があります。ミルクとの相性は最高。
・UVA ウヴァ
スリランカ中央山脈の東側、標高1,300m以上の高地で産出されるウヴァ茶
は、独特の強い香りと芳醇な味、美しい水色が特徴です。ダージリン、キー
マンに並ぶ世界三大銘茶のひとつでもあり、タンニン含有量の多さにもかか
わらず、渋みよりもコクを感じさせます。6〜9月の乾期に摘まれたものが
最高級品で、美しい水色がティーカップの縁に描き出す金色の輪は「ゴール
デンカップ」と呼ばれ、高品質なウヴァ茶の明石となっています。
ブランド銘柄
・EARL GREY アールグレイ
アールグレイは中国茶をベースにしたブレンド紅茶にベルガモットを着香
したものです。ブレンドには中国茶の他、インド茶やセイロン茶が使用され
ていることが多いようですが、各ブランドによってブレンディングが異なる
ため、水色や味を特定するすることはできません。
アールグレイを最初に発売したのは英国のジャクソン社で、1830年のこと
です。中国に赴任していた外交員が秘伝の紅茶をグレイ伯爵に献上し、これ
がジャクソン社によって再現され、アール(伯爵の意)グレイの名で売り出
されたのです。
アイスティーによく使われるアールグレイですが、独特の香りはミルクテ
ィーにも最適です。
・ENGLISH BREAKFAST イングリッシュ・ブレックファスト
イングリッシュ・ブレックファストの名で市販されている紅茶の多くは、
インド茶とセイロン茶をブレンドしたものです。その名の通り、モーニング
ティー用に作られたブレンドで、濃い水色と渋みが特徴。
・ORANGE PEKOE オレンジ ペコ
オレンジペコという名の紅茶を見かけた方は多いと思いますが、オレンジ
ペコはアッサムやダージリンのような産地銘柄名ではありません。
オレンジペコは茶葉のグレードを示す名称で、例えば「ダージリンのオレ
ンジペコ(OP)」のように使われます。
オレンジペコのペコ(pekoe)は中国語で「細い毛」を意味する白毫(はく
もう)からきていて、オレンジは葉の色が他の部分の葉よりも薄くオレンジ
色に近かったところからきています。
茶葉グレードの表示としてではなく、銘柄としてオレンジペコの名で売ら
れている紅茶の多くは、セイロン茶のブレンドである場合が多いようです。
・ROYAL BREND ロイヤルブレンド
多くのブレンドがラインナップしているロイヤルブレンドですが、ブレンドの割合は
それぞれに異なります。ダージリン、アッサム、ドアーズといったインド茶の他、
セイロン茶など多種がブレンドされています。
−戻る−