フグの特徴は、一般的に『フグ毒』と呼ばれている強力な毒《テトロドトキシン(tetrodotoxin)》を体に持つことでしょう。
フグ毒の毒力は、約2mgで人を殺生できるほどに強力なのです。近年でも年間、数人の中毒による死亡例が報告されています。

毒に当たると、まず食後20〜3時間ほどで唇や舌がしびれ始めます。次に、しびれは手足の指先にまわり、足元がふらつくとともに激しく嘔吐するようになります。そのうち動くこともままならなくなり、言語障害や呼吸困難が顕著になり、血圧が下降するなどの諸症状が現れ、やがて死に至ります。
発症から8時間持ちこたえれば急速に回復するといわれています。
卵巣や肝臓に強毒をもち、腸にも弱毒を持っています。精巣や皮膚、筋肉は無毒です。ただし、その毒力には季節や個体によって変異があり、養殖されたものには無毒のものが多いといわれています。


トラフグ
フグ目フグ科
オオフグ・ホンフグ・マフグ・フク・ゲンカイフグ・モンフグ
室蘭以南の太平洋及び日本海西部
黄海や東シナ海
漁期:9〜5月で、東シナ海を主漁場にして
延縄・底曳き網・養殖
旬は冬。
刺身・ちり鍋・空揚げ・みそ汁
ひれ
干して『ひれ酒』
白子(精巣)
塩焼き・鍋物の具
身皮
湯引きしてや煮こごり