君との出逢いを、ボクはちゃんと覚えてるよ。
今みたいにネットが普及していなくて、
伝言ダイヤルで知り合ったボクら。
初めて逢えた時の感動をボクは今でも忘れない。
キミの家に着くと、真っ先に冷蔵庫を開けて・・・。
「さくらんぼの天然水、あちこち探してやっと見つけたんだよ!」」
と、ペットボトルを笑顔で差し出すキミ。
当時なかなか手に入らなかったこの飲み物を、ボクなんかの為に。
電話でさりげなく話したコトをちゃんと覚えていてくれたんだよね。
そんなサプライズを屈託の無い笑顔でされた日にはもう、
ボクは彼に夢中になる以外になかった。
でも、結局ボク達は付き合うことは無かったけどね。
ダイスキだよ。何もかも。
キモチは今でも変わらないよ。
今住んでるトコロだって、キミが以前住んでたトコの近くなんだよ。
キミに出会って、この街が好きになったんだよ。
オレんち、遊びに来るって言ってたじゃん。
オレに、自慢の料理、作って食べさせてくれるって言ってたじゃん。
一緒にディズニーランド行こうって言ってたじゃん。
キミがくれた写真は、全部大切に持ってるよ。
写真の中のキミは笑ってるよ。
最初に出逢ったあの時と同じように笑ってるよ。
でも、ボクは今、その写真を見て、涙が止まらないよ。
30歳で逝ってしまうなんて、早すぎるよ。
今日(6月12日)はキミの誕生日なのに。
31歳になるのが、そんなに嫌だったのかよ?
もっともっと、一緒に遊びたかった。
もっともっと、一緒に居たかったよ。
今でもまだ、信じられない。
きっとボクは、キミの死を一生信じないかもしれない。
きっと、この街を歩いていたら、偶然逢える様な気がするから。
「さくらんぼの天然水」
また、ボクの為に探しに出かけたんだよね?
きっとそうだよね?
ボクはずっと待ってるから。
キミがボクの前に笑顔で戻ってきてくれる日まで。