2003.5.3(土)
トラットリア「BREVIS」
バーニーズ・ニューヨーク横浜店B1F
営業時間:11:30~22:00
TEL045-664-4585

いえろおの中では町田のアースマジックと同じくらいBREVISを大切にしております.
同じくらいおいしいお店は他にもあると思うけど,(実際近くにサバティーニとかいろいろあるのですが)サービスとお値段とお料理のレベルの高さを比較すると文句なしのいち押しなのですね.とゆうことで大切な人ととっておきのディナーの為にひっそりとっときたい…・と,とても大切にしてるお店なのですが,ある日一本の電話によって脆くも崩れ去る事になったのでしたあ(泣)

それはGW 前のある夜かかってきました.
(母)「もしもしい〜あのさあ今度沼津からみんな来るからBREVIS予約しといて」
(いえろお)「えーっ中華街じゃダメなん?どっちかっていうとそっちの方がさあ・・」
(母)「いいのよお,アタシが食べたいんだからさあ」
(いえろお)「……・・わかりました(泣)」
我が家では誰もいえろおままに逆らう事は出来ないのでありました.
今これを読んでぐるぐる隊の諸君,特にぴいちは強くうなずく事でありましょう.
いえろおはもう自動的に店に予約の電話をする事しか出来なかったのでした.

心配なのは親戚は皆かーちゃんの兄弟で,この人達みんなかーちゃんの上を行くしきり屋ぞろいとゆうことでした.良く言えば度胸満点,悪く言えば怖い物知らずな人達なのであーる.それぞれの連れ合いをみんなマスオさん状態にするんで大所帯なんであーる.

ま,蓋を明けて見ると上京したのは結局一番上のオジさん夫婦のみであった.しかしこのゴッドファーザーが曲者で兄弟の中でもうちのかーちゃんとオジさんが一番そっくしなんである.

当日いえろおは半日仕事だったので午後慌てて掃除をしていたらひっそりといえろおぱぱが,ほむぞう(正式名ホームズ.ラブラドールリトリバ― 雄 14歳 じじい:笑)をつれてやってきた.
怖いので別行動だったそうな(爆)などと話していたら玄関のベルが鳴ったのでかーちゃん達登場.急いでオートロックを解除したものの一向に入ってくる気配がないのでどうしたものかと思ったが案の定いえろおの家の周りを案内しまくっていた(泣)

都内で友人と遊んでたいえろお妹も合流しどきどきしながらお店へ向かいました.
いえろおが「あのう,予約していたいえろおですがあ」と告げるとうえいたあの兄さんは
「ようこそ」と行った直後に後ろのかーちゃんを見つけて「あっ奥様お久し振りです〜」

くっそお,まただよ.といえろお妹といえろおは顔を見合わせるのでありました.
すげえ目立つんです.この人は.どこでも1回行っただけで大抵覚えられてしまうんですね.まあここは何回か来てますけど.毎回いろいろとやらかしてくれるんで疲れ切って帰るんですね. いえろおは.

かーちゃんはもちろん「あらあ覚えてていてくださったのねえ〜うれしいわあ」と御機嫌
しきりや精神を発揮し始めるのでした.

実はここのメニューはプリフィクスタイプなので前菜からパスタ、メインに至るまで数あるメニューの中から自分で選択せなければあかん,と実は結構上級者向きなんですね.おまけに名前だけでは想像しにくい物もあるし,今回は全く勝手がわからない人達が席に着いてるので,うえいたーのおにいちゃんもいえろおの所に来たし,ここはいえろお頑張らねばと「えーとですねえ」と話し始めようとした瞬間

どーせみんなわかんないだろうからアタシと同じメニューで決めちゃうけどいい?
といえろおかーちゃんが言い放ったのでした. 慌ててかーちゃんのところに移動するウエイターのお兄さん.まあオジさん達およびいえろおぱぱは自動的にうなずいた物のいえろおといえろお妹は「っていうかーちゃんメニューわかるわけ?」と疑問であったが案の定

「えっとお前菜はもういつものでしょっ」うえいたーは初め若いにーちゃんだったが気迫負けかチーフのお兄さんに交代,「わかりました」とにっこり.さすがじゃ.
「それでねえパスタとリゾットは,リゾットの方がいいわけ.冬ならカボチャのニョッキがいいんだけどさ,今は春だからさあ,あ,でもポルチーニだけのリゾットが良いな,無い?」
「か,かーちゃん,それも今の時期はメニューにないんだけど」(いえろお)
(無視して)「ポルチーニおいしいから食べたいけど作ってもらえないかしらあ
「あいにくすみませんが」(うえいた)
「そ,じゃこのビーツと白海老とパルミジャーノのリゾットで良いわねでビーツって何
「赤カブだっつーの」(いえろお)
(無視して)「じゃ次はメインだけどお,お魚もいつものにキーメタ」
「あのう,オジさん達はお肉料理の方がいーんじゃないの?」(いえろお)
「うーんとボク達はフィレのステーキがいいなあ(おどおど)」(いえろおぱぱ)
「そ,わかった.じゃそうするわっ」

やれやれ,やっと一段落とみんなは安堵の笑みを浮かべたのですが,この後さらにデザートの選択が待っていることを知っているいえろおといえろお妹は気が気ではありませんでした. ブラッドオレンジ一気のみして「もう疲れたあ」とつぶやいたのを若いうえいたの兄ちゃんに見つかったらしく彼はなにげに一礼して去って行ったのでした.

前置きが長くなりましたが
1. お通し キッシュ
ディナーコースの前に出るんです.ちっちゃなキッシュ.玉葱とベーコンかな.
パイ生地とかも全然手を抜いてません.うまい.

2. 前菜 フォアグラのテリーヌ無花果のコンポート添え
いろいろあるけどいっつもこれしか食べません(笑).あの「カリフラワーのババロア」とか素敵なメニューもぎょうさんあるんですよ.でも季節に関わらずメニューの定番とゆうことはもちろん周りにも大人気言う事ですね.小さな四角いぶどうパンをかりかりにトーストしてその上にフォアグラのテリーヌ,無花果のコンポートが乗っており煮つめたバルサミコがさっとかけられてるんでござる.うまいぜ.ナイフフォークがありますが,お手拭が出されるんでもう手掴みでがつがつ食ういえろおでした.

3. リゾット バジリコとパルメジャーノのリゾット
ちょっと無難過ぎた.いえろおもかーちゃんと同じく秋から冬のメニューにある「カボチャのニョッキ,ゴルゴンゾーラチーズソース」「ボルチーニ茸のリゾット」なんかが好きなわけですがあ,かーちゃんと違うのは無理強いしないとゆうことです(笑)
ビーツと白海老のリゾットは桜海老のような小海老の塩味があっさりシンプルで正解.途中でいえろおパパのを横取りするいえろおでありました.

4. メイン 鯛のアクアパッツア季節の野菜添え
いえろおは本日のお魚料理にしてしまいました. 割と白身魚のポワレバルサミコソースみたいな感じが多いのですが,今回は蒸した鯛.ほっくりした身としゃきしゃきの春野菜(アスパラ,そらまめなんか)ソースはなし.あっさり塩味が素材の良さを引きたてます.うむうむ.かーちゃんといえろお妹は「蛍烏賊のフリッター.ジャガイモのガレット沿え」これもポテトで作った丸いガレット(ハッシュポテトの様です)の上に蛍烏賊がのっててバルサミコがかかってます.オジさん達は「岩手産短角牛のフィレステーキ赤ワインソース煮」お肉も嫌いではないのですがイタリアンだとあっと調理された魚料理の方がおいしいと感じるのはなんででしょうねえ.ローズマリーなどのハーブを沿えた鯛のローストなんかもすげ―お気に入り.

そしてやってきました.恐怖のデザートタイム
結構料理が運ばれてくるのでタイミングのわからないオジさん達は早くもギブアップ.
ウエイターのおにいちゃんがデザートのプレート持ってきてドンとおいたので
「こんなにたべられないだよ」(おじさん)
「おじさん〜これ見本だよ(泣)」(いえろお)

さあ気を取りなおしてデザートメニューです.
タルトタタタン,ショコラ,バナナケーキ,キャラメルムース,などなど10種類近くのケーキと数種類のアイスクリームこれらを盛り合わせるデザートプレート,それから盛り合わせと別メニューのティラミス,パンナコッタなどなど.
ここからしきりや一族のわがまま放題が始まります(泣)
「アタシムースキライだから絶対盛り合わせにいれないでっ,でもティラミスはいれてよね」(いえろおまま)
「あ,あのう〜ティラミスは盛り合わせと別メニューで」(うえいた)
「でも食べたいのいろんなのがああ」(いえろおまま)
「おれ,サバランがすきなんだけど」(いえろおオジ)
「おじさん,それフランス料理だよ(泣)メニューに無いよ」(いえろお妹)
こういったやり取りが10分くらい続いて収拾がつかないので
「わかった,ティラミス3皿,盛り合わせ2皿,パンナコッタ1皿にしてください,小皿よろしく,みんなで分けます!」といえろおが言い放ってウエイターのおにいちゃんはやっと開放されたのでした. かーちゃんはまだ納得していないらしく「盛り合わせでもアタシタルトタタンなんか食べたくないもん」とブツブツ行ってるのであったが「かーちゃんが食べたくなくてもアタシ達は食べたいんだからさあ」と妹がたしなめウエイターさんに「本当にどうもすみませんすみません」と頭を下げまくるのでありました.

でも盛り合わせのお皿,一皿多かった.ウエイターのおにいちゃん動揺していたようだ.ラッキ〜とがつがつ食ういえろおであった. ちなみにティラミス非常におすすめです.
でもやっぱり中華にしとけば良かったよ.
この他にもいえろおオジの大暴走などがあったのですが思い出したくないので書きません(爆)
となりのお上品な御家族と対照的でいえろお泣きそうだったよ.
ああ,こんなに目立ってしまってはもうこれで素敵な殿方とこっそりワインなんか傾けつつゴハン食べて,それから山下公園を手をつないでぶらっとと歩くとゆういえろおのささやかな夢はもう実現しないと見たね.よよ(泣)