2002.3.24(日)
肥満大国の謎
日本のTVで見る限り、アメリカ人ってスタイルが良くて格好いいと思いません?おまけに太っている人は自己管理能力が低いと評価されて昇進に支障があるらしいし、色々なダイエット商品もアメリカから日本にたくさん輸入されるのでさぞやアメリカ人は健康的でスマートに違いないと思ってたりします?スゴイ量の食事をとるけど、みんなバリバリにエクササイズしているんだろうなんて考えてました?それは大きなカン違いでーす!!
ハッキリ言って、世界有数のデブ量産大国であることは間違いありません!2000年のNIH(多分、日本語では国立衛生研究所)統計資料によると20歳以上の全米国民の60%近くが「太りすぎ」または「病的肥満」なのであーる。
この「太りすぎ」というのはBMI値25以上30未満、つまり身長170センチなら72キロ以上87キロ未満、身長160センチなら64キロ以上77キロ未満に相当します。20歳以上の半分以上がそれってことは中年以降ほぼ全員大変な体重であるということだわよ。さらにそれより重い体重の方々は「病的肥満」な訳ですがこれまた20歳以上の22%を占めるというスゴさ。つまり5人に一人が病的肥満ですよ!
ちなみに性差で見ると「太りすぎ」は成人男性の60%、女性は51%、これが「病的肥満」だと男性の22%、女性の25%にあたります。女性の方が肥満加速度が早いんですねー(汗)。人種別で見るとメキシコ人女性、黒人女性、白人男性の順に平均体重が重いのだった。
「日本人から見てもスマートで鍛えられているアメリカ人」というのはごくごく一部の人間でしかないのです。そしてまた恐ろしいことに私の住んでいる州は全米一平均体重の重い州であった。。。理由は、郷土料理である南部料理には揚げ物が多く、人々がこってり濃い味や甘いものを好む傾向があることがひとつ。もうひとつは、うちの州は農業州であることも手伝ってか教育水準がとっても低いから。お隣のミシシッピー州とどんケツを競っているのであるよ。お陰で健康管理に対する意識が低いので考えなしに食べちゃうのであった。さらにみんな車で移動するので運動量は大変少ない。
結果、体型は個人差が大変激しい。エクササイズびしばしの人はかっちょいいが、デブりんは力士級でふんぞり返らないとイスに座れないほどなのだ。友人(日本人)の体験した実話ですが、職場のエレベーター(2メートル四方))に乗ったときのこと。彼の他に最大級巨漢アメリカ人x2名が乗ってしまい、スペースが一杯になったそうだ(汗)。日本人の彼は、私から見てもやややせ気味な172センチ中肉中背。それなのに彼はエレベーターの隅っこで自分の体を小さくしていないと他の2人に触れてしまうような状況だったらしい。あな恐るべし!!
友人の勤めていた会社なんて、健康食品やダイエットフードの製造販売会社。なのに社長を始め社員のほとんどがデブばかり(笑)。なかでも社長の太り方はひどくて、いわゆる病的肥満。上記の「病的肥満」で成人病があると将来高額医療費がかかるリスクが大きくなるため、保険会社の方から「体重を落とすために胃亜全摘手術をしてください」と要求してくるのだ。もちろん手術費用は保険会社が負担。で、その社長さんは手術を受けたそうな。そしたら当然食べられないから80パウンド(40キロ)くらい減って(それでもまだ日本の定義では太っている)、体中の皮膚が鶏のとさかみたいに垂れ下がってみっともないので今度は皮膚を切り取る美容形成手術を受けるそうな。なんでそうなるまで食べちゃうのかなー。
この前見た、美容整形特集のTVもすごかったなあ。20台半ばの若い一般の女性なんだけど、一大決心をして胸の形成手術をするのだ。それも「小さくする」手術である。理由は大きすぎるのでかわいい下着が売られていない、また大きすぎて下がっているため乳頭の先端が地面を向いてしまっている(!)ことがコンプレックスなんだそうで。
見た目の体型は森公美子(オペラ歌手)もビックリして家来になってしまいそうな勢いである。それって、胸が大きいというより全体的にかなりボリュームオーバーなんじゃ。。。痩せたら解消されるんと違うかい?!別の部分の手術をした方がよろしくないかい?とついつい画面に向かって話し掛けてしまったれっどざんす。腹の肉はそのままで首も苦しそうなままであるが、乳房の脂肪を吸引し、乳頭の位置を上に付け変えた(図A参照)彼女は大変うれしそうに「これで自分に自信が持てます♪」と言っていた。・・・・・・・・・・・。手術前には友人をたくさん集めて「古い私にサヨナラパーティー」までもやっていた。あんたって一体・・・・・・・・・・。
みーんなあまりにも太ってるから標準がわからなくなってしまうのであろう。この前送られてきた婦人服バーゲンのチラシにもpetite、つまり小さいサイズのお店なのにサイズが14号までとある。これ、日本の15号くらいのハズなんだけど・・・。とあるパーティードレス屋さんを見に行ったときも26号なぞというどんな大きさか全く見当のつかないドレスがおいてあったっす。半袖の部分がでかい短パンみたいで絶句。
NYとかサンフランシスコとかロスとか大都会だったらバスや電車が発達していて中心地の交通渋滞や駐車場難からみんな公共移動手段で通勤するから運動量も少し増えるし、人々も健康やスタイルに気を使うので、うちの州ほどのひどい事態にはならんのであろう。日本から見えるアメリカというのはそういう大都市ばかりなのでこのレポートを読んでいぶかしがる人も多いであろうが、アメリカは日本が何個も入ってしまうような広い国で、実はそういう都会の方がごく一部なのである。
そんな過酷な環境の中でもレッドは、ある一定値以上に体重が増えない様に食べ過ぎない様にと自重はしている。本当はアメリカにきたらエクササイズして、安価で豊富なダイエット商品を使ってシェイプアップするはずであったが、案外仕事が5時には終わらないのでお腹を減らして家路に着き、おうちについた途端に夕飯を作り始め食べ終わるともう夜9時。・・・アパートに無料のエクササイズスタジオあるんだけどねえ、、、今から行くのやだなあ、、、、、、、。。。。。と、怠惰に時は流れていくのであった。。。。。
頑張れレッド!もうこれ以上太っちゃいけない限界点はすぐ後ろに迫っているのだぞーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!って、海の向こうからどうぞレッドを励ましてやってください、日本の皆様〜。
(注:「限界点」これ以上太ると本当にどうでもよくなって肥満の進行に歯止めが利かなくなると思われる体重。)
保険会社から医の手術勧められて受けるデブい人の心理はわかりません.薦める保険会社もすごいですが.手術よりダイエットの方が痛くないと思いますけど....デブなのにチチを小さくすれば全てが解決すると思っているおねーさんの心理はもっとわかりません.合理的と言えばそれまでですが,なにかが違うよううううう?れっどさま,くじけることなくダイエットにはげんでくださいまし.海の向こうよりお祈りいたしてますです.(いえろお)