
2000.2.18(日)
アメリカ人強靱胃袋の謎
〜出張お粥隊出動事件〜
皆様ご周知のとおり、日本人と比べてアメリカ人は食べる。すごい量を食べるのはもちろん、濃い〜食べ物をてんこ盛り食べる。これが若いときだけだど思ったら大間違い。70才はもちろん越えているだろうと思われるご老人がカフェテリアで特大の肉料理とフライドポテトをめいっぱい皿に盛り、さらに超甘そうな巨大ケーキを上機嫌で食べている姿は日常茶飯事。夜の11時過ぎにバーで老人がてんこ盛りのフライドチキンとサラダを食べているのだって目撃したもん。日本の通例だと年をとると自然とさっぱりした食べ物を好むようになるもんだが奴らは違うのだ。
さすがに病気の時は食が進まない違いないと思っていたのですがそれでも日本人と全く比較にならないみたい。こちらに数年住んでいる日本人のお友達が腎盂腎炎で高熱を出し、それこそ立てないぐらいに衰弱して入院したときのこと。ごはんで出てきた物はなんとコテコテのフライドチキンであった。巡回してきた看護婦さんは「あらあ、食べてないのぉ?」と不思議そう。食えるかーーーーっ!!!本当は食事の内容をメニューリストの中から選べるのだけど、初日はあまりの体調不良にリクエストする気もおこらず何も言わなかったので、そうなったとはいうものの、すごいなー。
ちなみに彼女は尿路造影をしているのですが、その際透視室で医師や看護婦から「今、すごくいい感じで画像がとれてますよ。ビューティフルだよ、ハニー!」「素晴らしいわ、もう少しよシュガー!」と馴れ馴れしく声を掛けられまくったそうである。こっちゃー腰痛いし高熱で超だるく辛い状況なのに、初めて会ったような人に脳天気に「スゥイーティー」だの「ハニー」だの言われてかえってムカついたそうです(笑)。
それはさておき本題。ある日、前述のお友達のところに60代後半の男性からSOSコールが。彼はこちらで生まれた日系2世で、アメリカ人女性ジャッキーと結婚してずっとこちらに住んでいます。日本語はかなり忘れていて、英語の方が楽に話が進むというお方。「1カ月前に胃ガンで胃亜全摘をしたのだが食が進まない。ずっと昔、僕が小さい頃に日本人の母がお粥を作ってくれたのだが、それが食べたい。家内のジャッキーに作り方を教えてあげてほしいんだ。」とのこと。
早速、リトルロックから車でインターステート(高速)にのって30分、目的地ベントンの片田舎に到着しました。昆布ダシで乾燥米から煮て、塩だけでかるーく味付け、最後にインスタント乾燥いりこだしをホンの少々加えて香りをだして仕上げ。これにワケギのみじん切りをパラパラと飾り、まん中に梅干しをのせて出来上がり。いわゆる塩粥というシンプル&スタンダードな一品を作って差し上げたところ、「おお、これならやっとたべられるよ。これは母が作ってくれたのより美味しいよ!」とよろこんで頂きました。よかったよかった。
「ところで、こっちのお医者さんから手術の後のおうちでの食事はどういう風に指導されたの?」と私。職業柄ちょっと興味あるわよねー。アメリカは保険がカバーする医療費が少ないので術後数日で退院することになります(この前なんか人工股関節置換やって3日で退院してたよ)。日本だったら3分とか5分粥から始まって全粥、その後常食になりますが、まだそこまでいかない時期。「先生は、食事は普段と全く同じ物でかまわないから少しずつ一日に何度も食べるようにって言ってたよ。まずはハンガーバー4分の1からって。」えっ?ハ、ハンバーガーからスタートなの?!?!?!アメリカで生まれたとはいえ、腸はまだ日本人なのでハンバーガーは辛かったらしい(涙)。そうだよねー。一応こっちにもオートミールとかグリッツ(雑穀をお粥状に煮たもの)があるけど、塩で味付けるっていうより、シナモンアップル味とかミルクバター塩味にしちゃうからねー。
子供の場合もすごいぞ。高熱や下痢嘔吐で脱水しそうなとき、日本だったら水やポカリスウェットを飲ますけど、こっちじゃあ小児科医から「スプライトかセブンアップ」を飲ますよう指示が出ちゃうんだよーん。(↑現地で子育て中のお友達談)胃の中でしゅわわわわ〜。うえー余計吐いちゃいそうだよううう。
ぬおおおおお,せめてゲータレードぐれえ言って欲しいもんですなあ.いいのか炭酸・・・・・
やっぱりアメリカは豪快さんですね.なににつけても.日系の人はさぞかし大変でしょう.
それにしてもびゅーちふるな尿路造影って一体どんなもんでしょうねえ.ハニー?
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