2000.4.28(土)
そのはち:競馬の謎


以前にも少し触れましたが、わたくしの住んでいるアーカンソー州はなんと原則的には州法で賭事を禁止しているのです。南部でも昔ながらのプロテスタントの白人が多いところなので、宗教的な理由で賭を良しをしないのですね。また同様の理由で、半分以上の郡(アーカンソーは州内70郡くらいある)でいまだに酒類の販売を禁止しています。私が住んでいる郡はお酒を売り買い出来るのですが、日曜日は例外なく酒類を売買できません。従って土曜日の深夜0時ぴったりにバーはもちろんクラブやディスコも閉まってしまうのでした。でも平日に酒を買っておいて日曜日でも家で飲めるんだから、ほとんど意味がないよね〜。

従って、我が州には宝くじなし!!競輪・競艇・ドッグレースもなし!!だからカジノ(サンクスギビングデーの謎参照)も隣の州の州境に集中して建っているのですね。しかーし!!!競馬だけは例外なの。州内のホットスプリングスというところにオークローンという競馬場があるのです。それはホットスプリングスという場所が歴史的に有名なところだからなのです。ここは読んで字のごとくほんとうに温泉地で、今でも地味ながら営業中ですが、かつては有名な湯治の場所で2時大戦前くらいまでアメリカ中のお金持ちがリゾート目的に集まって栄えた場所なのです。競馬場はお金持ちの娯楽の為に古くからある歴史的遊技施設。現在、ホットスプリングスが競馬場も含めて国立公園に指定されていて、もちろんレースも行われています。ただし、夏場(6月以降)は摂氏で35度をゆうに越してしまうので、競馬の開催は4月中旬まで。5月以降、お馬さん達は北米大陸の北のカナダよりの方に移動して走っているそうです。

入場料は3ドルくらい。ほとんどの人はさらに、座席券を買って着席。日本で競馬場というと酒臭い怪しげなおっさんが、赤鉛筆なめなめ目を血走らせ集結している煙草モウモウの場所、というイメージでした(少なくとも私にとっては)。ところがこちらはとっても健康的。たしかに労働者風で人生踏み外してるようなオヤジもいるけど、そう言う人は1割くらいで1階パドック近くの暗ーいところでTVの下に限局してたむろっているだけなの。

客層のほとんどが中流以上で、家族連れ(子供込み)も結構いました。煙草を吸う人も少ないです。座席座ったまま数人は1割くらいしかいなかったかなあ。座席は2階と3階に階段状に50段くらいあって、コースを臨んで2階の足下から3階の天井まで一枚のガラス張り。コースが一望できます。もちろん屋根ありで空調もばっちり。仲間と共に最前列のお値段高めのボックスシートに仲間とボックスに座ろうと思ったのですが(みんなで割ると安くておトク)、盛況でチケット売り切れのため、一般階段席(4ドル25セント)をとりあえずゲット。客層が良く、アイスなめなめ観戦している上品そうなおっちゃんがいるくらいでのーんびりしているのですが、さすがに馬が走りだすと総立ちになって自分の賭けた馬の名を絶叫しております。

賭け方は日本とは組み合わせ方がちょっと違います。

ウィン :単勝
プレイス:選んだ馬が1着か2着になればOK
ショー:選んだ馬が1着から3着までに入ればOK
エグザクタ:1着2着の両方を順番も正確に当てる
トライフェクタ:1着から3着までを順番まで正確に当てる
スーパーフェクタ:1着から4着まで正確に当てる

あとは2レース分のエグザクタとか3レース分の単勝とか6レース分の単勝とか絶対不可能な賭け方もあります。

ショーやプレイスだと買っても儲けはほとんどないことが多いですが、お財布に優しい楽しみかたができます。エグザクタだと2ドルが30倍以上に膨らみます〜。でもトライフェクタ以上はさすがに難しいので、当てたら何千倍にもなります(驚)。雨が降ったりしてレースが混戦になったときトライフェクタが4000倍以上になっていたこともあります〜。すごいなあ2ドルが8000ドルに。ってことは・・・・(←円に換算して妄想中)

笑っちゃうのは競馬放送に出てくる解説者のテリー。観客席のTVでも放送が流れているのですが、この人の予想ったらマジで当たらない。この日10レース、全部ハズレ!!(笑)よって出走直前の彼の予想と自分の予想が違うと皆ホッとするのである。プロの解説者がいいのかこれで〜?!

そして、この競馬場にはもうひとつのお楽しみがあるのです〜。そ・れ・は、生ガキ!!交通網の発達しているアメリカでは内地でも良質の海産物が手に入ります。マジでイケます。4月はシーズンも終わりなので、味は落ちますが、秋冬はおいしいよ!おまけにお値段もお手頃〜。

この日の私がいただいたメニューは、生ガキ3個エビとナマズのフライとポテトの盛り合わせ(かなりテンコ盛)ガンボスープでしたが、全部で15ドル弱くらいでした。ナマズのフライと聞いてぎょっとしたあなた!これはアメリカ南部の名物料理なのです。柔らかい白身魚をコーンミールにスパイスを混ぜた薄い衣で揚げてあります。イマイチな店では泥臭い場合もありますが、美味しいのはほんとに美味しいよ。カレイみたいな感じ。ガンボスープとはオクラのスープ。オクラと野菜(セロリ・生パプリカ・タマネギ・パセリ全てみじん切り、トマト水煮)、シーフードをレモンジュースとクローブ・タイム・コショウ・赤唐辛子でスパイシーに味付けしたものです。

以上、とっても優雅な競馬を楽しんで満足の笑みを浮かべつつ帰途についたレッドでごじゃました。地道な賭しかしなかったからほとんど損してないしね。また来年も行こうっと♪


あめーりかでは競馬場はポニー牧場とゆーことなのでせうか?御家族連れが多いとは・・・.みなさんスパも御利用されるんでしょうか.スパと生牡蠣とおいしいごはん・・むむむこれぞ「ごおじゃすへの道」だすね.しかしなまずのフライにはギョッとしたっす.でもコーンミールで金色カリカリに…なんて想像したらよだれがとまりません.コーンミールのフライなつかしい〜.(いえろお)