新しい世界に入っていくことは
とても怖いけれど、
自分の人生にとって かけがえのない経験を
生みだしてくれる。
見慣れたはずの世界の中にもまだまだ
自分の知らなかった場所や人や考え方が
たくさんあって、
そんなのを一つ、また一つと拾うたびに
小さな自分を再確認したりする…
人生を変えてしまうような
「異なる価値観」にぶつかって、
それまでの自分のベクトルを
修正しなければならなくなったとき、
それに伴うのは、大きな「苦痛」だと思う。
「昨日」が「今日」につづき、
境界のはっきりしない「明日」へと進んでいく
絶え間ない時間の流れの中で、
「過去」を想えばいいのか
「今」を生きればいいのか
「未来」に備えればいいのか
また、わからなくなってきた。
うす暗い夜明けに建物をでる。
霧の中に並んで浮かんでいる
街燈のオレンジの光を見上げて
また 歩きだす。
見知らぬ街で朝を迎えているような感覚。
目が覚めてから自分を探し、時間を探す…
不思議な「既視感」に流されないように、
だけどそれを忘れないように
自分のどこかに小さく刻みつけてから、
また、いつもの賑やかな日常に
まぎれていく。