フランスのJAZZシンガー。
日本や外国で、フレンチ・ポップなアルバムも製作しています。
お母さんは、名曲をいっぱい書いた、作詞家マルセラ・ミッツ。
お父さんは、フランスでも有数の、ジャズ・レコード・コレクター。
幼い頃は、クレクレって愛称で呼ばれてたんだって。
サンジェルマン・デ・プレの住人。幼少期から、世界各国に移り住んだそうです。






朝の涼風のように爽やかな歌声であり、ロマンチックな夜の甘い囁き声であり……。
コケティッシュでアンニュイなウィスパー・ヴォイスでパリに憧憬を抱く輩をくぎづけにし、
パリ⇔東京を吹き抜けるサウダージの風になったクレモンティーヌ。フレンチを合言葉に
ジャズ/ポップ/ボサ・ノヴァのスパイスを効かせた音楽は、包み込むようなリズム/サウンドで聴く者を催眠術にかける。
カフェのよく似合うお洒落な容姿にお茶目な小悪魔的魅力を漂わせ、行き交う人々を男女問わずメロメロにしてしまうパリジェンヌだ。
そうそう、ちなみに名前の意味は「小さなおみかん」です。
ジョニー・グリフィンとの『コンティノン・ブリュー』、ベン・シドランとの『スプレッド・ユア・ウィングス』といった
ジャズの大物と共演した初期のアルバムからわかるように、彼女のジャズへの考察は深く、もともとはフレンチ・ジャズ・ヴォーカリスト
として世に出現している。92年には井出靖プロデュースのもと、ポップス路線の『アン・プリヴェ〜東京の休暇』をリリース。立て続けに、
モンド・グロッソをはじめとするクラブ・シーンのアーティストと共演した『ロン・コリエ』(93年)、インコグニートのブルーイ、
エウミール・デオダートら大物プロデューサーと手を組んだ『イル・エ・エル〜彼らと彼女』(94年)といったフレンチ・ポップ3部作を発表。
これらは、CFのタイ・アップも相まってスマッシュ・ヒットを飛ばし、日本での人気も不動のものとなる。
最近では、『クーラー・カフェ』(99年)、『レ・ヴォヤージュ』(00年)といったボサ・ノヴァ・アルバムをリリース。
こちらも彼女の魅力満載のアルバムとなっている。
また、等身大の彼女が母国を指南する著書『クレモンティーヌのフランス案内』を発表したり、フランシス・レイの名曲「男と女」の
カバー・ヒットで映画のリバイバル上映を喚起したりと、音楽界だけではない多面的反響も及ぼしている。


ぜったい!お薦めのフランス本
『クレモンティーヌのフランス案内』


フランス人歌手、クレモンティーヌのフランス・エッセイ。でも歌手の片手間なんかじゃない。ユーモアとウィットに富んだ「フランス人から見たフランス」の冷静な分析…、これが抱腹絶倒におもしろい! 特にフランス人や、フランスに対して、「コノヤロー」って叫びたくなったことがあるひとにお薦め!!!

まず最初にこう書いてある。
あなたがパリジャンになるための条件
1、雨が降ったらすかさず「チッ」と舌打ちする。
(できるだけいやみったらしく)
2、夏、クーラーのない部屋では、「暑い暑い」と繰り返す。(たとえその部屋の住人の前でも)
3、長くて寒い冬には、もちろん一日中文句を言い続ける。(とにかくなんにでも文句をつける)
4、仕事は嫌い。
5、ヴァカンス大好き。
6、食べること大好き。
7、おしゃべり大好き。(特に悪口)
8、自分はアーティストだと思う。
9、年をとっても恋をする。
10、自分の幸せを求める。
11、自分らしく生きる。


これはまだまだほんの序の口。本編では、彼女のフランス人にまつわるつっこんだエッセイが、ガンガン続いてく。パリジャン気質とは何か??? フランス人は、なぜ山本耀司や川久保玲の服に惹かれるのか??? フランス人はなぜ人前で居眠りしないのか???

で、この本がすごいのは、パリや避暑地の隠れた名店・名所も紹介した「ガイドブック」としても使えること。そしてフランスとジャズ、セルジュ・ゲインズブールとジェーン・バーキンなど文化ものについての考察も深い。もちろん!フランスとは切っても切れない、食べ物話、アート話もある。さらに、メトロでアコーディオン弾きとデュエットした話や、「蚤の市の女」などのご当地エピソードも…。

クレモンティーヌは、フランスの新聞で『日本で一番有名なフランス人』って紹介された経歴がある。フランスではあんまり知られてなくて、年の半分は日本で仕事してた時期もあったらしい。表参道のカフェで、よくお茶してたってウワサ・・・。彼女の歌はコマーシャルに使われたりもしてるので、ピンと来ないひとも、声を聞けばわかるかも…。

で、この本、デザインや写真もキレイだし、翻訳が自然で、今どきな文体で読みやすい。もうぜったい買い!だと思うんだけど、自分だけのものにしときたい…って気持ちも、かなりあるんだよね。ブランドもの買いに、フランスに行くタイプには読んでほしくないの。

『クレモンティーヌのフランス案内〜サンジェルマン・デ・プレとコート・ダジュール』主婦と生活社 定価:本体1942円 大きな本屋さんにあります。


この本に使われてる写真
写真もおしゃれ、パリのエスプリ???