蔵オフレポ@2004.4.25
text/神奈川県民 photo&editorial design/いしざき♂


〜れぽ〜
  蔵仕事も終了していない4月の終わり、神奈川県は津久井にある久保田酒造様の御好意で、敷地内の「久保田本家」に置きまして持込みオフが開催されました。この「久保田本家」は、広い土間やレトリな板ガラスを今でも使用し、平成版「ガメラ」の撮影などにも使われた、由緒正しい建物です。

 今回参加されたのは、お馴染みの神奈、おたうえさん、あくいら(aquila)さん、かいこたん、ケロちゃん、いしざき♂社長(遅刻カメラ担当)、みやたん、りあたん(ネカマ)のお馴染みの面々に加え、蔵元を代表して参加された晃さんを初め、あ@名古屋さんと金のしゃちほ子たん、Yahoo板から前回の「なまはげオフ」にも参加されたえび蔵さん、おりがらみたん、LTDさん、turfさん。加えて日本酒カメラマン(?)の名智さん、和奈たん、ちびさとたん(プ)、H谷川軍曹と、これまでに無い多岐に渡るルートで参加者が集った画期的な会となりました。

多数出品されたお酒の感想は別項に譲るとして、こちらでは会全体のレポートを。会場が造り酒屋と言う事もあり、神奈がツマミの天婦羅を仕入れて戻って来た時には多くの方が来場されていました。あいにく日本酒の造りは終わっていましたが、粕取り焼酎のモロミを醗酵させている時期だったので、皆さんモロミに櫂を入れる等で楽しまれた御様子。中には勢い余って袖まで突っ込まれた方もいたと聞きましたが、その影響で、今年の粕取り焼酎は非常に香り豊かで旨いんだそうです。その他にも筍を掘ったり仕込み水を楽しんだり、決して観光蔵ではない久保田酒造様ですが、皆様それぞれ楽しまれた御様子です。

 では、これよりカメラを「久保田本家」に移動します。「緊 張」を形にしたような晃さんの挨拶から始まり、和室をブチ抜 いて並べられたテーブルには当日持込まれた美酒に加え、テーブルを埋め尽くす料理の数々。さすが酒呑みは食い物にもこだわります。つうか、こんなに喰い切れねぇよってくらいのボリュームですよ?今回は料理屋さんでの開催では無く、さらに調理場も無い事を考えて、皆さん餓死するんじゃ無いかと考えておりましたが、いらぬ心配でござったな。旨い酒と旨い肴が並んだ席は、まさに酒池肉林でございました。

 更に今回は梅清酒コンテストも開催され

・『久保田酒造SAGAMINADA』得票数=5
・『大信州 純米吟醸 梅酒』得票数=0
・『純吟梅酒猫の足跡』得票数=8
・『本醸梅酒 たなのみどり』得票数=0
・『黒糖梅酒 俺汁』得票数=2
・『大吟梅酒 霧凌庵』得票数=1以上

のような結果となりました。まぁ言ってみれば『純吟梅酒 猫の足跡』が金賞受賞酒って事ですね。うふふ。ただ出品しといて何ですが『俺汁』に投票が入ったのには驚き。既に今回さんかした方からは今年の仕込みの音も聞こえ、来年の再戦が今から楽しみです。って言うか、みんな漬けようよ、わが子のように愛おしくなってくるから。ね?

 また後日談にはなりますが、本年度の全国新酒鑑評会におきまして、2ch発したらばの会を代表する館の井の「沼館醸造」様が金賞。今回持込みオフの会場を提供して下さった「久保田酒造」様が入賞された事は、この会に参加している者としてこの上ない喜びです。もちろん一般に流通している酒の評価ではありませんので、全国新酒鑑評会に入賞しようがしまいが、お酒自体の評価とは別物ではありますが、やはり今後ともいち消費者として両蔵の益々の御発展を、勝手にお祈りします。嫌だと言われても祈ります。

 そして最後になりますが、他銘柄を持込むと言う大変失礼な呑み会の開催を快く受け入れてくださった久保田酒造様。わざわざ名古屋から上京してくださったあ@名古屋さんと金のしゃちほ子たん。酒が一滴も呑めないのに手伝ってくれたちびさとたん(プ)。Yahoo板から2chの煽りキャラが巣食う会に参加してくださった勇者御一行様。そしていつもの愉快なダメ人間の皆様のお陰で、無事会を終える事が出来た事を幹事として心より御礼申し上げて結びの言葉とさせて頂きます。

晃さん、八反の純吟も頑張って。


〜すなっぷ〜


〜うめしゅ〜
『大吟梅酒 霧凌庵』

sorry! no photo


〜しゅっぴんしゅ〜
●日置桜 強力米 純米大吟醸 二年古酒
●國香 吟醸 雅のしずく
・かなりお気に入りです。うまーです。皆さんが言うバナナのにほいは感じないけど、いい香り。すっと入ってふっと溶ける感じ。
●香露大吟醸
●相模灘 純米吟醸 火入れ
・3本の中では最もバランスが取れていたように思われる。
・私も3本の中で一番好きなのはこれでした。
●黒龍 火いら寿
・「火いら寿」は、もっと透明感の高い味とフレッシュ感、それが開封して時間が経つごとに、黒龍らしいぼかした木香のような香りと旨味が出てくると思っています。それに比べると、今回はすでにちょっと太目の味で、進んでいるように感じました。ただ、それは「老ねている」のとは明らかに違いますし、その方が良いという人も多いでしょうから、好みの差でしょうか。個人的には、開封後の変化を楽しめる黒龍が楽しいか。
●若竹屋 生酒
● 蓬莱泉 純米大吟醸 吟
・熟成しない前の生酒と比較すると、「吟」は後味に熟成に由来すると思われる苦味主体のコク、それと若干の粉っぽい舌触りを感じました。個人的には「吟」の魅力は熟成に伴う、甘味主体の厚みを増した旨味だと思っていますので違和感を感じました。
・酸・甘・辛・コク。35%まで磨いてあるのに味がしっかりしているのは熟成の賜物か。かなり余韻が長い。
●賀茂金秀 純米吟醸 無濾過生原酒
・何人かにダメ出しされましたがwある人には、こんなお酒が人気でるようじゃ日本の未来は暗いなーとまで言われる始末。orzでも、好きだよぅ ボソッ
●小左衛門 純米吟醸 雄町仕込み三十八号
・柔らかな口当たりの後、甘さがふわっとふくらむ。後味に若干苦味が残るのが気になるが、旨い。
● 夢山水浪漫 奥 純米大吟醸
・思ったより「普通の純米大吟醸原酒」。酒自体は濃いんだけど、味が乗っていないんだか、まだ若くて開いていないんだか微妙な所。吟醸香はシャープな印象は無く、若干熟成香もしたくらいだけど気のせいかな?
●三島文雄 純米吟醸
・思ったより芳醇香り控え目に感じましたがスキです小左衛門と同じ傾向の味だが、味がやや濃いめでキツめ。それでも十分旨い。
・よくある出雲杜氏の味ではないのが判断の分かれどころ?
●強力 純米吟醸 袋取り生
●天の戸 亀の尾
・「天の戸」についてはあまり良い印象がなかったのですが、これに関しては、最後まで飲んでも飽きないお酒でした。
・呑み始めはアルコールのピリピリした感じも無くスッキリとしていましたが、手のひらで少し温まるにつれ、芯にある米の旨味がどんどん開いて来ます。かなりの量を呑んでしまいそう。
●義侠 40% 純米大吟醸生原酒
・「義侠40%」というと、なんだ飲んだことあるよ〜、とか言われてしまいそうですが、ちょっと並ではない。「慶」に混ぜる用のM310で仕込んだお酒の単独。これがまた義侠らしさとはまた違ったすっきりした味わいで個人的にはこっちの方がいいかな?とか思ってしまいました(笑)。
●蓬莱泉 純米大吟醸 空
●相模灘 大吟醸14BY袋しぼり
・5度熟成とのことですが、思ったより熟成が進んでいた。これはアルプス酵母で仕込んだものらしいですが、今年のものは秋田今野1Bとあったので、再度試してみたい。熟成といっても、個性的な味に感じました。シェリーのような感じがしたのですが。酵母が違うということですので、今年の大吟醸袋しぼりも飲んでみたかったです。
・酸っぱい。熟成失敗?本来の味ではないと思われ。
●長珍 純米大吟醸
・キレイな香りと味でまさにワタシ好み
●南部美人 純米吟醸 愛山
・青草の香りが口いっぱいに広がる。GINが苦手な人は手を出してはいけません。
・まるで槽場であらばしりを呑んでいるような、清々しく活気にあふれた酒。
●やま喜
・重い。アルコールっぽさと辛さが気になる。味の乗りがイマイチな気が。
●富美川 特別純米無濾過生原酒
●手取川 大吟醸 特醸あらばしり 男の夢
・全量三木産山田錦40%精米で3000円だったらコストパフォーマンスは高い。秋に火入れでまたでるそうなのでそれが楽しみ。
sorry! no photo
●百楽門 無濾過 特別純米
・燗でいただいた時思わず「やっぱり私お燗好きだー」と言ってしまった。
・冷でも美味しいらしいので個人的に買ってまた飲みたいです。

sorry! no photo

● 初孫 本醸造2000年
・スッキリ系の熟成香で古酒が苦手な人でも楽しめる酒。出品者は燗を勧めていたけれど、冷やでも充分楽しめます。熟成酒の場合、本醸造は当たり外れが少ないかも。

sorry! no photo
●月山 純米吟醸 改良雄町
・どのへんが改良雄町の特徴かは良くわからなかったけど、米の旨味を感じさせつつ柔らかい酒質に仕上げているのが素晴らしいです。またしっかりと酸も立っているので呑み応えのある酒ですね。立ち香、含み香共に純吟としては控えめの嫌みの無いタイプだけれど、呑み込んだ後に口の中でふわっと甘い香りが広がり。