イングランド北部・スコットランド
正月に親戚知人を訪問し、あるいは食事に招き、新しい年を祝いあう。これはスコットランドの宗教改革のときクリスマスと主顕祭(Twelfth Night)を祝うことが禁止された結果、大晦日から元旦にかけてのまつりに移行したものである。
元旦の朝早々親戚知友の家に年始まわりをする行事で一年が始まる。この初客の容貌や人柄の如何がこの一年の家の吉凶や運勢を左右するという俗信がある。初客は髪の黒い男性が最高とされ、金髪の男性とすべての女性客はあまり歓迎されない。(ただ黒髪の女性は金髪の男性より縁起が良いとされる) 赤毛の人は不幸をもたらすといわれ、極端に嫌われる。しかし初客でない続けて入ってくる客は誰でも歓迎を受ける。
その年の初客が男性で、これを家に招きいれた人が未婚の女性である場合は、彼女の未来の夫となる人は、その初客と同じ洗礼名を持った男性だという俗信が行われる。
初客が忘れてならないのはお年玉。(手ぶらの初客は一年間の貧窮を招くという俗信が言い伝えられている)お土産として選ばれる品物は、パン・塩・果物・硬貨一枚・燃料の助けになるようにと石炭一塊とかなり質素なものである。ことに黒髪の男性は、石炭また他の何か黒い物を持参すべきとされているが、普通はカン入りの紅茶かウィスキー瓶が一般的である。
初客の大事さ![]()
初客の髪の色がさんなに大事だなんて初めて聞いた。昔ながらの風習がこのように伝わっているのを客観的に見ているのは面白い。(それに自分は黒髪だし・・・) 誰が自分の家に初めて訪れるか、お土産は何か、とこの国の人たちは多少ながらも楽しんでいるのでは・・・と思った。というよりこういった珍しい風習を楽しんでほしい。私の周りにもこういった他の地域や国にないようなものがあったら大事にしていきたい。