台湾 参考:食在台湾ー柴田書店ー 

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 年の終わりの大掃除の後、旧暦の新年を祝う。年越しの時に食べるのが「年こう」である。「始まりがよければ、半ば成功である。」という諺にちなみ食べ物にはすべてめでたい名前をつける。

 新年に必ず「刈菜」(カラシナの一種)を食べる。これは「長年菜」とも呼ばれ、長寿を象徴している。この他、大晦日から新年を経て「元宵節」のときまでどこの家のテーブルの上にもたくさんの飴菓子や蒸し菓子が置かれる。

  元宵節:正月15日のこの日には、「湯圓」を食べる。「湯圓」はもち米の粉で作る団子で、小豆餡、ナツメ餡、胡麻、ピーナッツなどを入れるが、甘くない肉入りのものもある。台湾の伝統的な湯圓は、餡の入らない紅白二色の小さな団子で、食べ方は甘くもでき、塩味仕立てにもできる。また高価な材料を加えてもよいし、あっさりと作ってもよい。

  ここで台湾の「新年の歌」をひとつ

     

     初一早、初二巧、初三月困到飽、初四頓頓飽、初五隔開、初六無ゆう肥、初七七元、初八原全、

     初九天公生、初十有食食、十一概概、十二漏尿、十三關労爺生、十四月光、十五上元目冥

      (新年はいつも15日を過ぎてやっと新年を過ごしたといえるということを表している)

台湾の日常

 台湾は米の生産国であり、米を主食としている。それ以外で挙げるとすれば豚肉の愛好である。台湾の人々は大半が仏教や道教の信仰者であり、その上農業国ということもあり、農作業などで重労働に耐える牛をとても大事にしているため牛肉は食べない。しかし豚肉は頭・耳・舌・肺・心臓・肝臓・肺骨・大腸・小腸・皮・尻尾のすべてを食べる。中国人のもつ40種以上の詳細な調理法によって何千何百種というすばらしい料理を作ることが可能である。豚の血はもち米と混ぜ合わせて蒸し、一種のかこう(「猪四か」)まで作ってしまう。

 

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