釘読み

 先で述べたボーダーラインを支えるのが釘である。パチンコの台には無数の釘が打ち込まれている。よく釘を読むことは難しいこととして世間の人間は考えがちだが、実はさほど難しくもない。なぜなら無数にある釘の中で見なければならない釘など、ほんの数本しかないのである。店は釘調節によって出玉を調節するが台に打ち込まれた全ての釘など叩けるわけがない。ほんの数本叩くだけで回転率ががらっと変るのである。ではその数本のみよく見ればおのずと釘も読めるというものだ。
 まずスペースの広いほうへ玉は落ちていくといったことを知って欲しい。物理的に狭い隙間には玉は通らず広いスペースに玉は落ちていきやすいのである。また釘の向いている向きと反対の方に向かって落ちていくというのも重要だ。例えばバレーボールと野球のバットを想像して欲しい。水平に持ったバットの上からバレーボールをそのバットの真上から落とせばバットの左右どちらに落ちるか想像できないが、もしバットが右を向いて水平にかまえられている場合、その真上から落としたボールはバットにあたり左側に落ちていくだろう。同じことが釘と玉にもいえる。また釘が上を向いているか、下を向いているかでまた玉の動きは違う。もし釘が下を向いているなら玉は落ちて来たスピードをあまり殺されることなく、落ちていくが、上を向いている釘に当たった場合その勢いは殺され、ポーンとはねるように動く。ようするに下向きの釘には絡みにくく、上向きははじくということが言いたいのである。この基本の考え方を理解したならあとはどこを見ればいいのか、ということだけである。
 デジパチはスタートチャッカーに玉が入って大当たりの抽選を行なうのだから、ここにより多く玉が入りやすい釘調整になっている台を探せばいいのである。まず当然このスターとチャッカーの上に打たれた二本の釘が開いていること、そしてすこしだけ上向きであるのがプラス調整といえる。そしてその左側に打たれた一本の釘、これをジャンプ釘というがこれは勢いを殺しできるだけソフトにチャッカーに向かわすため上向きで左右どちらにも向いていないのが望ましい。そしてそこまでたどり着くための寄り釘、風車など左上からまん中に持っていきたいわけだから左を向いているのがよいのである。ようするに実際打ってみて、玉の通っている軌跡をよく見、そのルート上の釘が玉がまん中に集まるようになっている釘がよい釘といえる。台によってはワープを通り、ステージからの入賞率の高いものもあるのでワープの入り口の釘がキーになるものもある。慣れてくれば、小デジタルの回るスルー入り口の釘や、アタッカー(大当たりした時開くとこ)周辺の釘も見てみるとよい。へそへの釘調整がぷらすでも微妙にこの辺をしめて帳尻をあわせているホールは結構よくある。ホールも素人はへその釘しか見てないと思ってへそをがばがばに開け、より釘や道釘(へそへ向かうための釘)をしめ、客をつかせようとしているので、その辺を見極められるようになってもらいたい。

 この釘読みのよい勉強法としては新台入荷から5日間くらい同じ台を打ちつづけることである。新台入荷の時は大概釘は甘いので、日がたつにつれだんだん釘を閉めていく様子を玉の動きをよく見、どの釘がどう変ったから、どれだけ回転率も下がるということが非常によくわかる。また同じ台なので比較もしやすいのである。是非釘読みの勉強がしてみたいのなら終日5日頑張ってみて欲しい。

 最後に釘の配置のことをゲージ構成というがこのゲージ構成がもともと甘いものと辛いものがあることを知っておいて欲しい。これは独断と偏見で出した一例である。
 甘め・・・大一商会、ニューギン、奥村遊戯
 寄り釘がポイント・・・京楽、西陣、SANKYO