スイング

 スイングで重要なことはマシーンのように同じフォームで球を打てるようになることです。よく勘違いするのはクラブごとにいろいろな打ち方をしなければいけないと思いがちですが、これが間違いで打ち方を変えなくても13本のクラブがそれぞれの個性を生かし、自分の目的を果たしてくれるのです。簡単な原理なのですが、私も含め、多くの人はいざボールに向かうと、その仕組みを忘れてしまうのです。ゆえにドライバーやロングアイアンになると余分な力が入り当たらなくなります。シャフトの長さが違うのでボールの位置が違ってくるだけです。この原理を頭におきまずは自分のフォームを固めることからはじめていきましょう。

 しかし矛盾するようですが、すべてのクラブを同じ振り方ではうまくいきません。ティーアップしたボールは横からとらえる軌道でとらえなければならないし、地面にある時(短いアイアンなど)は上からとらえるように打たないと方向性がでないのです

・手打ちにしない
初心者の多くはクラブを体で振らず、手でふっています。手打ちにするとバックスイングの時に左手の甲が天を向いていますが、これは左手のみでクラブを引くために左手の甲が親指がわにかいてんしてしまうからです。手打ちはミート率が低く、美しくありません。腕の力の強い人ほど手打ちになりがちですが、やめましょう。スイングは背骨を中心軸として体を回転させる動きです。手と胴体が一体となってはじめてひねりのパワーが生かされてくるのです。

・上から十個目の骨を中心にふれ!
 いつも同じ円軌道を描くには中心点を定める必要がありますが、これは背骨の上から十個目の骨にするとうまくふれるようです。

ワッグルの役目
 アドレスから始動までの間に手首を左右上下に小さく2,3度ゆっくりゆすることをワッグルといいますが、この目的はヘッドの重みを手に感じグリップの感覚を高め、リズム感を生み出すことにあります。また肩に余分な力が入っていてもワッグルによって抜けます。しかし特に必要な作業でもないので省いても一向に構いません。

・ウェートシフト
 ウェートシフト、つまり体重移動ですが、これによって飛距離がでます。テークバックで体重はゆっくりと右足に乗っていきますが、ダウンに切り替われば左足の方にスムーズに体重を乗せていかなければなりません。両足の範囲内であれば、体重移動は大きいほどいいのです。ここで気をつけなければならないのは、左右の体重移動はいいのですが、前後ろには絶対に体重を移動しないことです。つまり横の体重移動のみでいいということになります。左右に体重を乗せようとするあまり体ごと左右にふれる人もいますが、体はまっすぐのまま体重移動をしてください。

・スウェーをしないために
 スウェーとはバックスイングの時右ひざが右足真上よりも右に動くことをいいますが、右腰が伸び上がってからだの右側面が伸びきってしまい、体のひねりのきいたトップになりません。
 左右のひざを内側に絞り込むとスウェーしないと考えている人もいるようですが、じつは逆でかえってスウェーしてしまいます。両膝はむしろ少しがにまたぎみにしっかりとリラックスさせて構えた方がいいみたいです.

・初心者の多くのミスショットの原因ヘッドアップ
 ボールを打つ前に頭が上がることをヘッドアップといいますが、これが大きなミスショットの原因となります。玉の行き先が気になり、早々に前を見てしまうので頭が上がりミスショットになってしまいます。打ち終わったあとも削ったターフを見下ろしつづけるくらいでふりぬいてしまいます。誰かに頭を抑えてもらって練習するとか、壁や柱に額をつけてシャドースイングするのも練習するのもいいでしょう。ドライバーショットの場合ダウンで頭が左へ動きやすいのでそれを食い止めるために右足の前を見下ろすようにして、ふりぬいてしまいます。普通はボールから目を話さずに打つのですが、ティアップしたドライバーではむしろこの方がヘッドアップ防止になるのです。ヘッドアップを気にしすぎて左に沈み込んでしまう人もいるので注意!

・スイングは面を描くように
 正しくスイングしてミートするにはスイングの面を作るようにします。スイングの面というのはアドレスしたときに自分の左肩とボールとをつなぐ線の角度を変えないでスイングした時にできる面のことです。スイング面はCDの円を自分の肩とボールの間においたようなもんですが、この円を突き破ってトップの時上に出てしまうのがスライサーで、それより下がってしまうのがフッカーです。

・スイングのテンポを一定にしよう!
 スイングのスピード自体は個人差があって当然なのですが、スイングの途中でいろいろ考えてしまい、スピードが色々変化してしまうのは問題です。一定の速度でスイングすることでリズム感がうまれ、安定したショットを打てるようになるはずです。
 クラブを逆さにしてみて振ってみましょう。風を切る音が聞こえるはずです。あなたのショットはインパクトの瞬間が最高速になってますか?音が一段と高くなるときが最高速なので一度試して見ましょう。
 1・2のタイミングでふるとよいでしょう。飛ばそうとする意識が強いと右肩が前にでてうまく打つ事は出来ません。ゆっくりふる意識でテンポよくふりぬくと本来の軌道でもどっていきます。

・バックスイングの始動
 どこからスイングの始動を始めるかというのはむずかしいところですが、体全体をリズミカルに動かしテイクバックをはじめるしかありません。いったんちょっと右ひざとリストを左に押し込むフォワードプレスという動きをして始動のきっかけとすることもよいでしょう。注意することはアドレスを取ってからあまりあれこれ考えずに時間をかけずに打つということです.無駄に体に力が入ってしまうから。

・テークバック
 スイングを安定させるためには体と腕が一体化した状態にならなくてはなりませんが、それはどんな状態かというとグリップエンドが自分のへそをむいている状態だといえます。テークバックした時に体と腕がばらばらになるのはこのグリップエンドの向きがへその方向から外れているためといえるでしょう.必ずグリップエンドはへそをむいたままスイングしましょう。
 テークバックの時重要なのは右足でいかに踏ん張れるかということです。右足の太ももの内側でふんばり、このときそのふんばる力が弱いと体が右に流れてしまいます.これがスウェーで右腰が伸びてしまいひねりのパワーが生まれません。テークバックする際に右足を一つの壁だとし、そこでひねりを支えるようにしてズボンの右足の付け根に深いしわができるようにします.こうすればひねりのきいたスイングができるようになります。

・トップ
 リストが腰より上に上がっていく段階ではもう腰の回転はほぼ終わりあとは手の動きでクラブを上にあげていくだけです。このときの腰の角度は45度くらいで体重は右足6、左足4といったぐあいです。右足に体重を多く乗せますが体がスウェーしてしまわないように気をつけます。右ひじは地面に向けておきます。横を向けると楽ですが、タイトにしまったトップをつくれませんし、一定の位置に安定しないので駄目です。

・ダウン
 ダウンではまず左足のかかとから着地させ、左足を左へと踏み込む動作からスタートします。下半身からダウンをはじめないと、ひねりのきいたスイングは出来ません。上体から動いてしまうという人はトップの時に腕や肩の力を抜いてみる。体重は左に乗っていっても体はボールの後ろに保つ。右ひざ内側を地面に押し付けるようにする。

・インバクト
 アドレスの位置にきっちりフェースが戻ってくればボールを正しく芯でとらえられるはずです。帰ってきた時にずれているから打ちそこないが生じるのです。インパクトはアドレスの再現ですが、正確には体の形はちょっと違います。アドレスの時より左腰の少し回って、右足を少し左に送り出しているのがインパクトの形です。両腕と肩が描く三角形を壊さないようにスイングし、ボールを当てに行く意識より、手を元の位置に引き戻してくるような意識をもてば正確なショットが打てるでしょう。

・フォロースルー