2000年4月のある日・・・

 来るべきものが来ない。体がだるい。微熱がつづく。
もしかしてと思い、妊娠検査薬でチェックどきどきしながら、結果をみた。
なんと陽性!びっくりした。ほんとびっくりした。
覚悟はできていたもののほんとにそうなのかって思うと複雑だった。
涙が出てきた。この瞬間に嬉しい!って思う人とそうでない人の心は
赤ちゃんに伝わると以前聞いたことがあった。だから、心から嬉しいと
思いたかった。なのに、純粋にそう感じられない。
心臓がばくばくいっている。ほんとに?!信じられない!
年のことを考えても、そろそろだと思っていた。そのつもりでもいた。
なのに、何故?とりあえず、病院へいこう。

 近くの病院へ行った。内診がとてもいやだった。
勇気を出していったのに休み。母が病院に勤めている。
少し遠いがそちらに行った。診察の結果はただいま妊娠7週目。
超音波の写真を見た。まるで豆!豆がころんと写っている。
これが赤ちゃん?!
夫は7週目という文字をみたら急に実感が湧いてきたようで、とても
嬉しそうだった。

 最近とても気持ちが悪いのは、つわりなんだ。
つわりってもっと遅くにやってくるものだと思っていた。
出産というものをなによりも恐怖だと思っていた私は妊娠に関して
知識がゼロ。知りたいとも思わなかった。

 これから心と体の戦いが始まる。憂鬱だ。というより怖い。