戦争によりドイツ領であった歴史をもつアルザス。現在の文化や生活にもそんな一面が残っている。ワインもドイツで使われるブドウ品種を使い白ワインが全体の95%の生産量を占めている。(甘口のドイツに対し、アルザスは辛口。)
 
 ドイツでもソーセージの付け合わせとしておなじみの酢漬けのキャベツ「シュークルート」をはじめ、フォアグラ(アルザスはフランス随一のフォアグラの名産地である)などを使ったアルザス料理も忘れられない。ヴォージュ山脈にはブドウ畑が広がり、「アルザス・ワイン街道」のワインセラーでは地ワインを楽しめる。

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ワイン街道に沿って小さな村が点在する。ブドウ畑に囲まれたちいさな集落に立ち寄ってみると、そこでは素朴なワイン農家との出会いがある。

 コルマールは貴重な戦災を免れた街。プティット・ヴェニスと呼ばれるクリュトー地区、張り出し窓のあるコロンバージュ(木枠の家)など見所が多い。

南北100kmも続くワイン街道。北はロゼで名高いマルレンハイムから、南はタン。小さな村が数多く点在する。古びた城壁の跡、ルネッサンス調の噴水、玉石を敷き詰めた小径、運がよければシンボルであるコウノトリに出会うこともある。街道には無数のワインセラーが「デギュス&テシオン」の看板がかげてあり試飲も快く迎えてくれる。

"3粒の真珠"
カイゼルスベルグ
……シュヴァイツァー博士の出生地。
リクヴィル……………ワイン街道の中で最も小さな村。回廊のある中庭や見張り塔をもつ中世やルネッサンスの家々が多く残っている。車も通さず電柱も電線も見えないようにしてある。
リボーヴィレ……………………17世紀の市庁舎とルネッサンス時代の噴水が、ワインがもたらした繁栄を今に伝える。


アルザス 旅のワンポイント
パステル調のしゃれた家並みが運河の水に映え、ウンターリンデン美術館に展示される16世紀の代表的な画家グリューネヴァルトによる「イーゼンハイムの祭壇画」や、コルマール生まれでニューヨークの自由の女神の作者として知られるバルトルディの美術館など、美術作品も見逃せない。
ワイン街道の出発点をコルマールにするか、ストラスブールにするかは、旅の日程次第。どちらからもワイン街道へのバスが出ている。

8月15日の週の週末に開催される「ワイン祭り」や10月の第3日曜日の「収穫祭」で知られるオベルネ。ブドウ棚が街のすぐそばまで広がり、いくつものワインセラーがあるバール。グラン・グリュ(特級)のワインを産出するブドウ畑が広がり、アルザスじゅうの音楽家たちが集まる「民族音楽の祭り」(9月第1日曜日)が有名なリボーヴィレ。

「ブドウ畑の真珠」として親しまれ、夏のワイン祭りには数多くの観光客が世界中から集まるリクヴィル。シュヴァイツァー博士の生誕の地として知られるカイザルスベルグ。プチ・トランに乗って旧市街やブドウ畑を見学できるエギスアイム。
ワイン街道にはこうした中世の街並みがそのままに残る街が100以上あり、無数のワインセラーが看板を掲げ、酒蔵の見学や試飲ができる。よく冷えたアルザス・ワインを口に含むと芳醇な香りが口一杯に広がる。お気に入りのワインを探してみよう。こうした街のどれもがメルヘンチックでかわいらしい。ワインを飲めない人でも訪れてみる価値がある

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リクヴィル Riquewihr
ワイン街道の中でもっとも小さな村だが、夏休みなどの観光シーズンには多くの人々が訪れる。第二次世界大戦の戦災を免れた村には、回廊のある中庭や見張り塔などをもつ、中世やルネッサンスの家々が多く残っている。

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