馬 渕

高松の中心地も、三越からレインボー通りへと移って、新しい道がいたるとこにできよる
馬渕へ行こうと思たら、空港通りの南海部品を、左へ曲がって細〜い道を行くのが、イッポン道で一番わかりやすかったけど、 今やレインボー通りをを真っ直ぐ桜井高校の方へ行って、フーズランドを右に曲がるのがわかりやすい道となった。 (左に曲がって突き当たると、味噌煮込みうどん”GT級”の六平がある)

うどん屋の法則として、ワシがいままでかかって培ってきた経験とカンによると、
”のれんのある方が入口”やけど、
この店に限っては ”のれんのあるほうが出口”なのである。
間違って入ると、うどんをすすっとる親爺達から横目でギロっとした視線の集中放火を浴び、
誰も”いらっしゃ〜い”なんて優しい声は、掛けてくれないのである。
しか〜し、安心してこの店に通うことが出来るのは、
いつ行っても”茹で上がったばっかりのいとおしいうどん”に、ご対面できるからで、
いつも奥でうどんを打っちょる腰の低いおやじさんと、顔の表面積が平均の1.4倍ぐらいある奥さんの計算が狂って、
お客さんの来る数とうどんの湯がき具合が合わんで、
うどんが作り置き状態になるようなら、もうチョッと待てば誰かに食べてもらえるうどんを、惜しげもなく横へ置いて、 お客さんを待たしてまで、新しく湯がき上がったばかりのうどんを”どんぶり”に、入れてくれるのである

「うどんそのまんま3つと長天ひとつ」
「395円!」
やすい! でも、その95円の”5円”は、いったいなんじゃねん
エエから400円にしたらわ?って、いつも思いながら、ジャリ銭をおばちゃんに渡しとる
いっつも、長天を取るたんびに、のり巻きが、”くぇ〜 食ぇ〜”っと言いよる声が聞こえてくる
普通の”のり巻き”だけじゃのうて、寿司屋へ行って、「大将、俺、カッパと新香ネ」なんて、いうような巻物まで置いとる。(あくまで、置いとるだけで、味は全然ワシの関知するとこではないが)
”この店のうどんの食い方の王道”は、まず3玉をつけダシでもって心地ヨイとこまで食い、つけダシを飲み干した後、誰の目もはばかる事なく、 ダシのコーナーへおもむろに歩いて行き、おばちゃん達の冷たい目を”キリリ”とした態度で蹴散らしながら、 残りの麺にネギをスプーンでサっサっとかけて、かけダシをかけ、一杯で二度オイシクごちそうになった後、 間違わずのれんのある出口から出て行くことである
       
      
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お店の入り口へ
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aa CHECKへ