その他
その4
犬の散歩
僕にはバリバリバリのオバチャンがいるお話は以前いたしましたね。そのバリバリバリのオバチャンの連れ合いは、クラクラクラのオジチャンと申します。なんで、クラクラクラ・・・かと申しますと、オバチャンの世話していると、ときどき頭がクラクラするから・・・というような事は絶対ありません。ハイ。
さて、そのクラクラオジチャンは、正真正銘生粋保証付きの純血の江戸っ子でおます。生まれも育ちも下町でおます。ほんまもんの江戸っ子は隅田川のことを「大川」と呼びならわすとか・・・平岩ナントカさんの「御宿かわせみ」に確か書いてありましたが、オジチャンも「大川」と呼んでいるみたいです。
さて、その大川端あたりでは、犬は飼い主が散歩に連れていかないそうなのです。なんや、あの辺りでは「動物虐待」してるのか?・・・という話ではなく、
「犬は自分で、夜、散歩に行く」
・・・・のだそうです。そのため、飼い主は夜になるとつないでいる紐をはずしておくんだそうでして・・・。オジチャンの話によれば、
「夜になると、犬が勝手に、自分で散歩して帰ってくるんで、昔は、僕もよく、ご近所さんの犬とすれ違って、挨拶をしていた。」
「だから昼間、犬を散歩させている人を見たことないでしょ?」
「保健所は夜は来ないし、鑑札をつけていれば連れていかないよ!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なんや、下町の犬はエラク自立してますなあ。飼い犬ですら、これほど自立していて手がかからないんですから、オバチャンがドエラク手がかかるんで、オジチャンも頭がクラクラしてしまった・・・・・・・・というような事は全くありませんので、念のため。ハイ。
この話を聞いたオバチャンは、オジチャンが自分を騙して、からかっているのではないか?と思って、バリバリバリにオジチャンをのしちゃった・・・という事も絶対に無かったという事を、オバチャンの名誉のために申し添えておきます。
この話は、最近はわかりませんが、ひと昔前は絶対マジだったそうで、下町には下町の謎がありますなあ。なんや、ほのぼのしてますなあ。
本日はオジチャンのネタからでした。
下町の犬の散歩ばなし:癒され度☆☆☆☆