ボルドーワイン

 ワインの女王と呼ばれるボルドーワインは、フランスの南西部の大西洋岸で生まれる。中央高地を水源とするドルドーニュ川と、ピレネー山脈から流れるガロンヌ川が合流し、大西洋へと注ぎ出るジロンド川となる。ブドウ畑はこの3つの河川の周囲に広がり、その面積は10万ha。1年間におよそ500万hlのワインが生産されている。

 ボルドー出身の詩聖アウソニクスが、この地のワインについて謳い上げていることからも、4世紀には既にボルドーでブドウが栽培され、ワインが造られていたことは間違いない。1152年に、ボルドー地方の領主だったアリエノール・ダキテーヌが、アンジュ伯アンリ・プランタジュネ(プランタジネット)と結婚したが、伯爵はその2年後イギリス国王に即位したため、ボルドー領地は以後3世紀にわたってイギリスのものとなった。今なお、ボルドーとイギリスとの結びつきが深いのはそうした理由による。

 ボルドーのワインは一般に”シャトー”と呼ばれる。シャトーとはブドウ栽培、ワインを生産する私有地の意味で、自園で収穫されたブドウのみからワインを造り、瓶詰めした場合は、それを”シャトー元詰めワイン”と呼び、”Mis en Bouteille au Chateau”とラベルに記す。一方、シャトーによっては元詰め能力が無く、ネゴシアンと呼ばれる仲買人に樽のまま売り渡す場合がある。ネゴシアンはそうして買い集めたワインをブレンドし、独自のブランド名で瓶詰めして販売する。

ボルドーの地区

ボルドー五大シャトー

ボルドーにおける格付け

ボルドーワインのヴィンテージチャート

 

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