庫 裏 (くり) (元麻布、有料試飲場)
日本酒を試すにはうってつけの場所。
   入り口(店は階段を上がった2階) 
訪れたときの様子
ここは50種くらいある日本酒を50ml・90ml・180mlの3つの量で頼める。飲んだことの無い銘柄を試すには最高だ。切子などおしゃれな50mlグラスなら、並べて米や造りの違いを比べるマニアも様になる(わけじゃないけど)。

まずはやりたかった「日高見 天竺」の米違い。「雄町」「八反」「山田錦」を並べ、山田錦にしてはふくらみよりキレ重視かな、などと通ぶる。楽しい。
先を越されくやしい同行者、品書きをにらんで「天山」の蔵から2つの純米吟醸を選択。同じ規格ながら、「可々大笑」は米臭くていかにものんべが好みそうな酒。かたや「七田」の方は立ち香から強くていかにも今風の旨み。「可々大笑」は蔵の親父さん、「七田」は後継ぎの息子さんが造っていると聞くとなんとなくわかる気がする。これはおもしろい。

1合売りだと量的にも値段的にもこのくらいで終了となるところが、まだまだ頼めるのがうれしい。「夢筺」「みやさか」(※下記)と、実は有名銘柄の蔵の酒ですシリーズにすすむ。
私もねらっていた「ばくれん」は同行者に先を越された。しかも「ばくらい」をつまみに「ばくれん」とは語呂が良く、今度は私がくやしい。

「福光屋」が出すというノンアルコール日本酒の話をしていたら、「一ノ蔵」の「あま酒」が出てきた。「ちゃんとちゃんと」のおかゆみたいな容器でストローがついている。最近の道交法改正(酒酔い運転の規制が強化された)がきっかけでノンアルコール飲料がけっこう売れているそうだ。つまみやソフトドリンクに逃げることができないこの店にもたまに飲めない人が連れてこられるそうで、水だけよりはましかも。話の流れで、飲む酒は「すず音」(低アルコール、瓶内発泡)に。

珍味しかつまみをおかない店ながら、なぜか締めの一品はある。「山田錦のお茶漬け」(300円)、(精白歩合は聞き忘れたが)丸々とした粒が噂どおり大きい。「おにぎりはうまくいかなかった」と言うとおり、噛んでいても粘り気が無いのが特徴か。畳いわしや梅が混ぜられていたのでおいしく食べられたが、米の味はどうみても食米のほうが上。でも、酒好きを名乗るからには「山田錦を食べたことがある」というせりふは捨てがたい。頼まずにはおれない一品だ。

「花薫光」「鵬」など「一度飲んでみたい」ものも50mlなら500円くらいから、初めて飲む銘柄が好みでなくても被害は小さい。落ち着いた店内なのでゆっくり飲みたい人ならテーブル席で、向かいの酒屋の息子さんだという店の人(酒のプロ)と話したければカウンターでと様々な使い方ができるので、酒を愛する人は是非行ってみてください。
この日注文したもの

日本酒はすべて50mlで頼んだ。ソフトドリンクは置いてないが、口直しに「財宝温泉水」がもらえる。
銘柄は2週間程度で入れ替え、売り切れもあるそうなので、下記の銘柄がいつもあるとは限りません。(来店は12月初旬)

「勝駒」(本醸造・150円ほど、大吟醸・350円ほど)、
「瑞泉」(純米?、150円ほど)、「すず音」(100cc、300円)、
「日高見」(「天竺」の山田錦・八反・雄町、いずれも50%精米で同じ酵母、各200円ほど)、
「夢筺」(「蓬莱泉」の蔵、特別純米、150円ほど)、
「天山」(「可々大笑」・純吟、「七田」・純吟、各150円ほど)、
「ばくれん」(「くどき上手」の蔵、吟醸、日本度+20、150円ほど)、
「刈穂」(「六舟」・吟醸、150円ほど)、
「みやさか」(「真澄」の蔵、山廃、酸度2.0、150円ほど)、各1
※当初打ち間違えて「みまさか」となっていました。すいません。
ばくらい(500円)1、山田錦のお茶漬け(300円)2、
お通し(昆布巻きと奈良漬、500円)2、
2人で4600円(2時間半ほど滞在)
(前回)
「諏訪泉」(「鵬」生原酒、50mlで500円弱)、「花薫光」(50mlで650円ほど)、「刈穂」(山廃吟醸、50mlで200円弱)、「勝駒」(純米吟醸、90mlで500円弱)、

勝手なコメント
日本酒を試すにはうってつけの場所。珍味以外につまみがないのと休みが多いことに留意を。
★★★★★(5つ星が最高)
公式ページ 詳しい紹介

「さかや栗原 麻布店」向かいの建物の2階、住宅地の中
港区元麻布2-11 「さかや栗原 麻布店」の向かい
18時半頃〜22時半の営業
休みは土日祝を中心に不定なので下記公式ページで確認する必要性大。
http://www.sakaya-kurihara.co.jp/
(「庫裏」も経営している「さかや栗原」公式ページ)
カウンター10席弱とテーブル5個ほど。

迷ってたどり着く人が多発しているようなので、初めて行く時は公式ページにある地図と住所を控えていくことをお勧めします。(すぐそばの交差点は狸坂と狐坂が交わる場所らしい)

営団南北線、都営大江戸線 麻布十番駅 から徒歩10分ほど
営団日比谷線
 広尾駅 から徒歩15分強

@営団南北線麻布十番駅からは、麻布十番商店街方面の出口(A4)を出ると商店街の入り口。「ウェンディーズ」を左に見るように商店街を進み、麻布十番温泉(1階に「越の湯」、左手に緑の看板のパン屋「St.Moritz」)がある角を左折。すぐ右手にある「TVゲーム」のおもちゃ屋の手前を入り、ゆるやかな坂を登る。お寺を右に見ながら十字路まで進み、十字路を道なりに行くと程なく左手が「庫裏」。(正面に「さかや栗原」)
A都営大江戸線麻布十番駅からは、六本木方面の出口(7番)を出て大通りの横断歩道を渡り直進する(左手に鯛焼き屋で有名な「浪花屋総本店」がある)と麻布十番商店街に出る。右折し進むと、左手に緑の看板のパン屋・右手に麻布十番温泉(1階に「越の湯」)がある角。以下同上。
B広尾駅からは、有栖川公園を右に見ながら進み、中国大使館の手前を右折。そのまま進んだ右手が「庫裏」。

つまみは珍味しか置いていないので、腹ごしらえしてから向かうのがいい手。(麻布十番から行く人は)「あべちゃん」のやきとん、「永坂更科」の蕎麦、「月島屋」の「出世いなり」(200円、おにぎりもあり)など。甘いものがお好きな方には「浪花屋総本家」の鯛焼きや「豆源」の豆菓子もあります。(但し鯛焼きは週末は1時間待ちなんてこともあるのでご注意を)
http://www.azabujuban.or.jp/top.htm
(麻布十番商店街公式ページ、「食 グルメ」「食 フード」に各店の紹介がある)

活性にごりや低アルコール酒を除き、すべての銘柄を50ml・90ml・180mlの3つの量で頼める。「燗たぬき」も置いてあり、燗を断ることは基本的に無いそう(「お勧めはしませんが」と言うことはあるそう)です。
ビール(「オゼノユキドケ」600円)1種以外、飲み物はすべて日本酒か焼酎。口直しの水以外はいわゆるソフトドリンクは無い。
http://www.fukumitsuya.com/sake/enkaikibun.html
http://www.fukumitsuya.co.jp/topics/index.html
(「福光屋」公式ページ内、ノンアルコール日本酒「宴会気分」の紹介)
http://www.ichinokura.co.jp/pop/pop3.htm
(「一ノ蔵」公式ページ内、「あま酒」の紹介があったのですが、消えてますね)


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