日本壹(日本一)  (羽後秋田・大衆的な料理屋)

   地元の人が普通の値段でおいしいものを食べる店

    
訪れたときの様子
あちゃ〜、やってしもた。(ガイドブックの地図が間違っていたせいもあって)どうしても店の場所がわからず、掟を破り電話したら、「(〜の席に早く行って!)、〜の地下道を〜に曲がってください!、わかります?!」 迷惑なタイミングだったらしい・・ 入りづれえなあ。
かといって、ここまで来て念願の店をあきらめるのもなあ。ええい、ままよ。

写真で見た(おそらく)ケイコさんが忙しそうに動いている。やっぱり迷惑だったんだ・・
品書きは600円前後と思ったより手ごろ、まわりも一品ずつとってゆっくり飲んでいるが、とりあえず無難に「秋田郷土料理」(3000円)でいこう。

おっと、つきだしもあった、いかを和えてある、いい雲丹だなあ、日本酒にすればよかった。
ありゃ、はたはた焼き・じゅんさい・わらび・刺身に天ぷらまで一気に出てきた。どれもうまいんだけど、カウンターにのりきらないぞ。まいったなあ・・

やっぱり謝っておこう。「さっき電話したものです。忙しい時にすいませんでした。」
(おそらく)ケイコさんがちょっと顔色を変えて、「なんも、気にせんと。こっちもお客さん来てるのにバイトが動かんので困ってたのよ」

ちょっと落ち着いて飲み始める。はたはたって、こんなに腹がぽってりしてるんだなあ。時期じゃないはずだけど、濃くて上品な脂は初めての味だ。(秋田産と明記) このたけのこの天ぷらも甘味が増してうめえなあ(時期は6月) んっ、この白身はなんだ?思い切って「すいません、この白身の天ぷら、何ですか?」

「それはフグよ。男鹿のあたりでとれる天然もの。」と(おそらく)ケイコさん。
「へえ、フグまでとれるんですか」
「その刺身(鯛)も男鹿の天然ものよ。男鹿はなんでもとれる。」

じゅんさいはとろろがのって、酢がかかっている。漢方薬のような苦味がある。(これも初めて)
「それは森岳産よ。」 今度は向こうから言ってくる。そういえば品書きにはほとんど「〜産」や「天然」と書かれ、それが嫌味でないだけの味なのがいい。

おや、たけのこを焼いたのが出てきたぞ。細長い皮付き、たしか「根曲がり竹」って言うんだったな。うわっ、酒田で食ったのよりうまいかも。「すいません、お燗ください」
ん〜、燗つけ機みたいだが、ふわっと甘く、悪くないぞ。

時間も無いが、「いかみそ貝焼き」(550円)だけは食いたい。
20センチ近くある平たい貝殻を器にして、イカの切り身が煮込まれている。醤油っぽい味もするのはうわさのしょっつるか! うめえ。酒が欲しい、ごはんがほしい。もう一つ頼みたい。

こういった飲めそうなつまみがまだまだひかえている。ぜひまた行って、あれこれ単品で攻めたい。
この日注文したもの
ビール(大瓶、500円)1、燗酒(「高清水」精選、260円)2、
「秋田郷土料理」(3000円) @じゅんさい(森岳産)ととろろを酢で Aわらびともってのほかのおひたし Bはたはた(秋田産)焼き C刺し盛り(生本まぐろ・甘えび・男鹿産天然鯛) D天ぷら盛り(たけのこ・男鹿産フグ) Eたけのこ焼き
いかみそ貝焼き(550円)、
お通し(いかの雲丹和え)
1人で4800円(1時間ほど滞在)
勝手なコメント
どうも太田氏の本にのっていると特別な店の気がしてならないが、地元の人が気軽に宴会などで利用する店だった。但しこの店で宴会ができるのは幸せだと思う。
一人で行ってしまったので★★★★(5つ星が最高)
詳しい紹介

秋田市民市場の南側。
けして「るるぶ秋田02〜03」の地図にあるようなNTT秋田支店の裏手ではない。

秋田県秋田市中通6丁目14
17時から23時頃の営業
日祝休み(予約によって営業というのは宴会予約だと思う)

秋田新幹線・奥羽本線他 秋田駅 から徒歩5分ほど
駅のにぎやかな側(西口)に出て、すぐに1階に下りる。JRの東日本支社を回りこむように左にいく。道路が線路をくぐる地下道まで線路に沿う方向に進んだら、右折し南大通りに入る。ローソンの先の信号を右に入るとすぐの左手が「日本壹」(青い電飾看板は「日本一」)

「荒磯料理」をうたう。確かに男鹿などの海のものが豊富。
名物の石焼料理は4〜5人前が5000円、6〜7人前が7000円のよう。宴会などで大人数で頼むもののようだ。(2階に宴会の客がたくさんあがっていった)

「日本一料理コース」(五品、1700円)や「生ビールセット」(料理四品と生ビール、1700円)もある。単品メニューも豊富で、カウンター席や4人がけの座敷などもあるので、少人数で行っても大丈夫。

日本酒は300mlだと「飛良泉」など選択肢が増える。1軒目に最低2人以上で行く店だと思う。

⇒「ニッポン居酒屋放浪記」 太田和彦 新潮社
     「秋田」の部分
  「ニッポン居酒屋放浪記 立志篇」(上記の文庫版) 新潮文庫
http://www.dab.hi-ho.ne.jp/igarashi/yunomi/index.htm
  (「湯呑み」ホームから「呑み屋」に入る)
http://www.norte.co.jp/index.html
  (「おもしえAKITA」ホームから「酒の国」、「味わう」に入る
   食材と料理が写真付きで詳しい)


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