| 大井町の一角 | (deepな路地) |
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| 訪れたときの様子 |
| 「うわあ、本当にゲソ30円だよ」などと盛り上がりつつ路地を抜けた商店街にひときわ目立つ人だかり。店内の仮設テーブルに焼鳥の串を置き、皆思い思いに飲んでいるのだが、ここは肉屋だ。(「肉のまえかわ」) 開けっ放しの店に入り、右側の業務用冷蔵庫から缶ビールを取り出す。つまみに焼鳥を注文するが、ショーケースには肉の薄切りが並んでいるのだ。店先で焼いているおじさんも「こっちの方が盛っちゃってねえ」(確かにこの状況で肉を買いに来るのは勇気がいる) 飲んでいるビールは缶で原価、チューハイは4種選べて150円、品書きを見ると煮込みもある。おかしい、ここは何屋なのだろう? 考え始めると頭がぐらんぐらんしてくるが、肉屋で飲んでいるのはまぎれもない事実・・ その先の酒屋は「角打ち」だ。「立ち飲みコーナー」と掲げる一角には(駄菓子屋によくある)プラスチック製入れ物のつまみが並ぶ。「飲んでくの?」と声がかかるが、もつ焼きねらいなのでやんわり断る。 奥に進むとうなぎの串焼きで飲ませる店がある。(「村上」) 「ほさか(自由が丘)よりうまいかもしれん」と同行者も絶賛だが、夜が早くてもう掃除中だ。 さて、もつ焼き(「池田屋」)は中でお客さんがワイワイ飲んでいるのに暖簾がしまわれている。あれっ、とのぞくと、「材料が無くなっちゃったんだよ」とのこと。まだ8時半なのに・・と思っていると先導者が「月曜日は屠殺場が休み明けで入荷が少ないらしいんだよ」 「宇ち多゛」で仕入れた情報だとか。 めげずに大衆酒場「大山酒場」へ。見事に枯れているなあ。15インチくらいのテレビ(ナイター)がよく似合うぞ。「2階がある!上がってみてえ」と同行者達が色めき立つ。 「樽正宗」(燗、280円)は聞けば5合の徳利から注がれる。(焼酎がよく似合う例の)厚手のガラスコップがいいなあなんて思えたのはそこまで。なんだこの酒は? 樽の香りがしないのはご愛嬌としてもなんかいろんな味がするぞ? 「合成酒に違いない!ゴールデン利休?を思い出した」と力強くささやく先導者がウーロン茶に逃げる。私は物珍しさで飲み進むが、アルコールというより混じり物の味ばかりで、何を飲んでいるのかわからなくなってきた。隣りでニコニコ飲んでいた同行者も2杯目は「連山」(300円)へ。(こちらはありがちなアルコールが強い酒だった) いや、でも、つまみはどれも安くてうまかったですよ。厚手の一人用フライパンで焼いてくれたハムエッグ(400円?)はあつあつで塩コショウ加減もよく、ホテルの作り置き朝食バイキング(900円)の100倍うまい。切干大根のだしの味も良くて、きっといろんな意味で昔のまんまの酒場なのでしょう。 |
| この日注文したもの |
「肉のまえかわ」 |
| 勝手なコメント |
| いやあ、いろんな飲み方があるものです。呑んべにとっては胸躍る街。 ★★★★(5つ星が最高) |
| 紹介 |
| 「肉のまえかわ」 「すずらん通り」を少し歩いた左側、 21時5分前まで頼めるそう。 串は9種もあるそうで、ハツ(100円)を頼んだ時は「うまいよお!」ときた。(楕円形のモチモチが確かにうまかった) 揚げてあるコロッケや「生食用牛タン」もショーケースにあったが、不思議とつまみにしている人がいなかったのは暗黙のルールなのだろうか? 「大山酒場」 線路沿いを少し歩いた道沿いに看板が見えるので、路地を分け入ると扉から入れる。赤い看板はすぐみつかるのに入り口がわかりにくい。暗くてせっま〜い路地を入ると左側ガラス扉から店らしきものが見えるので、そこに入ろう。 ともに 品川区東大井5丁目 |