| お多幸(おたこう) | (新橋、おでん) |
一見にカウンターはちと厳しいが、おでんのだしとつまみは抜群
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| 訪れたときの様子 |
| 40才前後に見える若主人はカウンター内でおでんを整えているが、あとは身じろぎもせずといった感じだ。差し向かいなのに、注文を受ける以外には言葉も発しない。その日一番の客が一見で様子をうかがっているのか、それともおでん以外には神経を使いたくないのか。「おでんは盛り合わせ(おみたて5個)でいいですか?」と聞かれるもなにかぎこちない。 差し出された「おみたて」の皿。大根や豆腐がなんともいい。茶よりも黒に近い色に染まりながら、けっして濃すぎない味。しっかりと味をつけながらも角を全く感じさせない「だし」のまろやかさ。さして大きくないおでん鍋できっと大事に大事につぎたし続けられてきたのだろう。単品で追加していき、じゃがいももだしの味がいいなあとしみじみする隣りで、同行者はちくわぶが止まらない。 日本酒にすすもうと銘柄を聞くと、「うちは白鷹?と浦霞だけです」ときた。壁一面の品書きの中で光る「明石だこ」(900円)もいっしょに頼むと、いわゆるたこぶつがまるで練り物のようにねっとりした歯ざわりで旨みたっぷり。燗を断られ冷やで出された「浦霞」がなかなかにうまく飲める。ただ、おでんにはやっぱり燗が欲しいなあ。 まだまだ飲みたく、「浦霞原酒でどうぞ」と添え書きされている「サロマかき」(800円)もおすすめ酒と一緒に頼んでみる。このとき初めて若主人が一瞬表情を見せた。どうやら、的を得た注文だったようだ。小ぶりながら濃厚な「かき」に原酒の盃がすすむ。 奥のカウンターでは常連らしき男性(50才位)が大旦那っぽい人と世間話中。「たこあし」?などとメニューにない注文をして、連れの若い女性の前で鼻高々だ。注文から30分ほどかかっていたので先ほどの明石のたこを生から煮たのだろう、淡く染まった足1本まるまるを適当に切ってから出している。確かにうまそうだ。おでんメニューに「たこ」が無かったのはそういうわけか。(飯だこはあり、鍋に浮いている) 後から来た客は皆なじみらしく、無愛想にみえた若主人もにっこりと応対していた。全般的に年齢層は高く、なかなかになじみにくいが、このおでんはまた食べたい。 |
| この日注文したもの |
明細が出ないので確実ではないが、席料を数百円取られているかもしれない。
おでん盛り合わせ(おみたて5個、900円、こんにゃく・玉子・大根・豆腐などと、はんぺん・串ボール・魚すじなどの練りもの、単品200円前後のよくあるネタ)2、 |
| 勝手なコメント |
| 一見にカウンターはちと厳しいが、おでんのだしとつまみは抜群。 ★★★★(5つ星が最高) |
| 詳しい紹介 |
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レンガ通り沿いの「お多幸」 (歩道にレンガが敷かれている) |