| 三 州 屋 | (銀座二丁目、大衆食堂) |
銀座に残る(いい意味での)「大衆食堂」
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| 訪れたときの様子 |
| まだやや世間に申し訳ない6時前、暖簾をくぐると店内はすでに大盛況だった。ほぼ骨だけになった煮付けの皿やお銚子を前にして声高に語るご隠居さんに混じり、なぜかスーツ姿の集団が。いったいいつから飲んでるんだろう?と他人事のように首を傾げつつ相席のテーブルに座る。まだ遅番の人が来ないらしく、お運びのおかあさんは1人でてんやわんやの様子。注文もなかなか通らないようで、相席のおばさんがご立腹中だ。 まあこちらは急がないし、おかあさんも手が少ないのを詫びて瓶ビールを持ってきたので、のんびり注文を考えることにした。 魚中心の品書きが壁を埋め尽くす勢いで広がっている。定食から始まって鍋もの・刺身・焼き・煮・揚げ、あまりによりどりみどりで黒板の「季節のおすすめ」がかすんでしまう。背中側には茶漬け・汁物が選び放題。混んでて逆に良かった、と注文に迷っていると、同行者は目ざとく「いわし煮」などを選んでくる。目の前を通った「鯛豆腐」がうまそうだ。魚ばかりもなんなので、こちらは名物と聞いた「鳥豆腐」でいこう。 お通しの「千枚漬け」からおいしいので期待していたら、「いわし煮」(550円)は甘すぎずいい感じに煮てある。「鳥豆腐」(450円)もスープが金色に澄んでいる。またまた目ざとく探し出された「〆あじ」(600円)も初めてだったが浅めの酢がなんともおもしろい。総じていえば、店内の雰囲気どおりの気取らない味。どの皿も二人で楽しめる量でこの値段なら納得だ。同行者が「大衆割烹を名乗っているが、その実は大衆食堂」と好意的に語るのがぴったりだと思う。 お客さんも一回りしたようで、今度は穏やかに語る品の良い人たちが多い。さきほどよりも年齢層が上がっているのが不思議だ。落ち着いてしまう雰囲気の中で唯一、私たちと相席の2人はあいも変わらず耳障りで、とうとうおばはんが連れのおやじにからみだした。ややうんざりし、一通り飲み食いしたこともあり席を立つ。ちょっともったいないけど、次だ、次。 |
| この日注文したもの |
| 柳がれい一夜干し(650円)、いわし煮(550円)、うど酢味噌(400円)、鳥豆腐(450円)、〆あじ(600円)、焼はまぐり(500円)、各1、 ビール(大瓶、サッポロ黒ラベル、650円)1、燗酒(大、「沢の鶴」一級、750円)2、 お通し(千枚漬け、ビールに付いていたらしい)2、 2人で5700円(1時間半ほど滞在) |
| 勝手なコメント |
| 銀座にこんなところあったんだなあ、という雰囲気。落ち着きます。 ★★★★(5つ星が最高) |
| 公式ページ 詳しい紹介 |
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プランタン銀座の裏通り(並木通り)の二丁目 |