| す し 哲 | (塩釜、鮨屋) |
魚(鮨)には「浦霞」が合う
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| 訪れたときの様子 |
| おう、やっときたね、特上の皿。待ちかねて2本目空けるところだったよ。この「辛口」って、ただの本醸造のはずなんだけど、「浦霞」独特の透明感のある味のひろがりがあって飲めるんだよなあ。 だから最初になにか頼んどけって? ネタがかぶると面白くねえからな。あぶねえ、あぶねえ、鮨食う前から酔ってられねえよ。 うん、まぐろもあわびもうまいねえ、新鮮な魚にきりっと冷えた「浦霞」がこたえられないねえ。鮨つまんでるとどんどんいける、待った甲斐があるってものよ。ねえ、いいだしが出るっていってた「目抜け」のアラ汁は? ああ、いいよ、汁物は後でも。 もうちっと飲みたいなあ、「かつおの酢の物」おすすめなの? 珍しいから頂戴。 大根おろしとみょうがが山盛りですごいねえ。ふうん、はじめに混ぜてから食すと。了解、了解。うん、口がさっぱりして、また次が欲しくなるよ。 「煮たこ」が自慢の一品だって? カウンターから見えるやつかい。へえ、1カンでもいいの? じゃ頂戴。あれっ、今度はすぐに出たねえ。 うん、いいねえ。適度に歯ごたえあって、色濃いわりには味は濃すぎない。こういうのには燗がいいんだよね。 えっ、なんだって? こいつは本来冷やで飲む酒だって? お兄さん、鮨は詳しいけど酒にはうといねえ。この「浦霞」は燗にしてもうまいよ、「禅」みたいな吟醸をもったいないっていうならまだわかるけど。ぜったいここのネタにも合うって。あいだに燗はさむと感じが変わってまた飲めるんだよ。 へえ、殻付きだと「ガゼ」っていうの、うにはさっきにぎりで食ったけど。えっ、中身が違う? にぎりは「ばふんうに」で「ガゼ」は「むらさきうに」だから風味が違うって? どれどれ、たしかに味も香りも深いねえ、さすが初夏限定の品、一房ずつつまめるね。ねえ、これあればにぎりのうに、いらないんじゃないの? おっと、言い過ぎかな。酒欲しいな。 ありゃ、冷やで出てきちゃったよ。しょうがねえなあ。 えっ、赤貝もどうですか、って? ちょっと高いけどお勧めみたいだねえ(※)、1カン頂戴。入り口すぐの席に座らされたけど、頼んでくといろいろでてくるんだね。 ちっちゃな手の平みたいな形してるな。もちもちして、軽く苦味があって、香りが違う。初めてだねえ、こんな赤貝。えっ、閖上産? 築地でも最高級品? よくわかんないけど、確かにうまいよ。酒にも抜群だね、この軽い苦味。 そうそう、気づいた? 酒冷やで出てきたんだよ。ありゃりゃ、いいよ燗でまた通さなくても。 出てきちゃったよ、これで4本目、どうするの。おや、もう1カンでてきたね。ヒモってことは赤貝についてたやつかな? ほらほら、燗酒に合うでしょ、こりこりのひもが。 うん、飲んだし食ったな。ごちそうさん。おっ、万札だね、50円まけるって? そりゃ1本余計だったからそのくらいはね。 (※)閖上の赤貝の漁期は9月から6月らしい。(7・8月は禁漁?) なお、「すし哲」を訪れたのは6月。 |
| この日注文したもの |
にぎり |
| 勝手なコメント |
| これもひとつの地の酒に地の肴。史上最高額も悔い無し。 ★★★★(5つ星が最高) |
| 詳しい紹介 |
宮城県塩釜市海岸通り2の22
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