TATUMI (備前岡山、地の肴と酒)
岡山の肴で岡山の酒が飲める
  
訪れたときの様子
訪れた街ではその土地のものを飲み食いしてみたい。

20ほどの銘柄を掲げる看板に惹かれた。岡山の酒だけだ。ビールは地ビール「独歩」となぜかキリン。「生ビールはどうしようかと思ったが、キリンは工場が岡山にあったので出せた」と若い店長が笑う。

つまみも地の材料を使うという。おすすめの鰆は下津井にあがった手を広げたほどの大物だそうで、指ほどの厚みで切られる。なかなか刺身でみかけないのは、釣り上げるとすぐ死んでしまう弱い魚だから。一番寒いこの時期が産卵前であぶらがのり、まるでかんぱちのようだ。
ほうれんそうにも旬があるらしい。こんなに甘味がいいのは初めてで、黄ニラとの取り合わせがおもしろい。岡山の野菜は他地域より出始めが遅いので、お客さんから突っつかれるらしいが、わざわざ待って使うそうだ。

話の流れで出てきた、試験的に蔵が1年寝かせてみたという酒が良かったが、もう残っていないだろう。(某蔵の大吟醸のようだが、さすがに1本しかもらえなかったそうだ。)

明日渡る瀬戸大橋の話をすると、「夜中でも渡れるから便利だけど高い。大阪に行くのと同じだけかかる」「明石大橋ができたら岡山はいらんでしょ」 最近、四国に渡る人がかつての玄関口岡山を通らなくなったそうだ。

一晩だけの岡山で地のものが楽しめるとは思わなかった。飲みたかった「正義桜」「歓びの泉」があればもっと良かったのだが。
この日注文したもの
真だこぶつ切(450円)、鰆さしみ(600円)、ほうれんそうおひたし黄ニラ入り(400円くらい?)、ササミ刺身(450円)、各1
地ビ−ル「独歩」(瓶)、1
「酒一筋」(純吟「金麗」、360円)、「長十郎」(純吟・「嘉美心」の蔵、450円)、「青螺姫」(せいらひめ・純吟・「十八盛」の蔵、420円)、某蔵の大吟醸(生を1年寝かせたもの、都米使用、話の流れなので値段不明)、すべて90mlグラスで各1
(お通し無し)
1人で4600円(1時間半ほど滞在)
勝手なコメント
地の酒を気軽に試せる。おもしろい試みなので成功して欲しい。
★★★(5つ星が最高)
詳しい紹介

岡山県岡山市中央町2
18時から24時の営業
日祝定休

JR山陽新幹線・山陽本線など 岡山駅 から
市電「清輝橋行き」に乗り数分、新西大寺町筋下車。(140円) 徒歩2〜3分
バス市役所方面に乗り数分、山陽新聞社前下車。(100円) 徒歩4〜5分
徒歩だと20分強

市電
岡山駅から数分歩くと路面電車の乗り場。二方面にでているので「清輝橋行き」に乗る。新西大寺町筋で降り(140円)交差点(表町3丁目)を右折。しばらく歩いた左手角が「TATUMI」。
バス
岡山駅前ロータリーから市役所方面に行くバスに乗る。山陽新聞社前で降り、三井住友海上と山陽新聞社の間を入る。以下は「徒歩@」に同じ。
徒歩
@岡山駅から市役所方面に出て通りを直進。左手にビブレを通り過ぎ更に進み、三井住友海上(1階はセブンイレブン・通りの対面には「JOY POLIS」とイトーヨーカ堂の大きな建物)の先・山陽新聞社の手前の交差点(柳町2丁目)を左折。左手に派手な花屋を通り過ぎて進むと川に沿った筋が現れる(西川緑道)のでそれも越える。右手角が「TATUMI」。
A岡山駅から路面電車の走る大通り(桃太郎通り)を進む。右側の歩道を進むと川が現れる(西川)ので右折して川沿いを進む。ネオンが減ってきた橋のあたりを左折。右手角が「TATUMI」。

掲げる銘柄は、「極聖」「きびの吟風」「桜室町」「鶴の池」「酒一筋」「千寿」「十八盛」「富志美盛」「粹府」「酔機嫌」「三千鶴」「神露」「喜平」「賀茂緑」「嘉美心」「本格焼酎おかやま雄町」「燦然」「大正の鶴」「大典白菊」「御前酒」「武蔵の里」。時期的ににごりやしぼりたてが多かったが、次々入れ替えていくらしい。90mlグラスで350円前後で出すが、25種ほどに絞り、4合瓶がほとんどなのでひどい劣化はなさそう。

県の酒造組合の後押しがあるそうで、新酒は一番にくるし「何かおもしろいのない?」と蔵に行って酒を分けてもらうこともあるそうだ。

大阪での修行時代に酒を1滴でもこぼすとしかられたという。「その1滴を造るためにどれだけ苦労してると思っている!注いだらゆっくり持ち上げろ」
酒を大事にする店は信用できるので期待したい。

http://www.mainichi.co.jp/life/hobby/sake/news/200302/03-1.html
 (「Mainichi INTERACTIVE お酒のページ」2003年2月)


瀬戸大橋を渡る

店一覧に戻る