信州上田のそば(刀屋・草笛) (長野県上田市)
そばは話のネタになる
 
「刀屋」の燗酒と付きだしの漬物
  

「草笛」は桶に山盛りが「普通盛り」
(上げ底ではありません)
訪れたときの様子
上田といえば別所(温泉)に「六文銭」(真田家)。そして「刀屋」のそば。「刀屋」は食通としても名高い池波正太郎氏の書くものに度々登場し、今だにガイドブックの常連となっている。地元の人も食べに行くため、とにかく客足が絶えない。
ここのそばは太く切られ・歯ごたえ十分・腹に応える。味はなんとも素朴。近年始めた「真田そば」(味噌ダレ)が有名のようだが、基本は盛りの(異常なほどの)多さ。
一緒に「御酒」を頼んだら、即座に「少し時間置いてからそばにしますか? 声かけてください」 このあしらいを氏は誉めていたのだろう、確かに小気味良い。ただ、燗酒は久しぶりに飲んだな、というほどピリピリ舌にくる。氏はこの酒をうまいと飲んでいたのかな? この店はつまみも素朴でうまいので酒が飲みたくなるのだが、ビールのほうが無難。

今、上田で一番味がよいとされるそば屋は「草笛」だそうだ。(上田で同級会をやる知り合いが言うのだから間違いは無いだろう) 
一緒に頼んだ「地酒」は一合以上ありそうなコップすりきりでそこそこ飲める味。370円でこの量なら鈴傳価格だし、付きだしの野沢菜に180円の「かき揚げ」をつけて飲めばまあ満足かな。そばは白っぽくて・通常の細さ・やわらかさ。そして桶に山盛りの量が強烈。500円(普通盛り)で食べるなら「刀屋」(小)よりも多い。(大盛同士なら「刀屋」のほうがインパクトが強い) 確かに味はこちらのほうが少し上だな。

旨い地酒にそば、というのは結構難しい・・
この日注文したもの
刀屋 もりそば(小・500円)、「御酒」(臼田の橘高酒造「本菊泉」1種のみ、燗、漬物小皿付き、6勺程度のお銚子、400円)、各1  
1人で900円(30分弱滞在)

草笛 くるみそば(700円?)1、もりそば(500円)2、かき揚げ(玉ねぎ、180円?)1、「地酒」(佐久の千曲錦酒造「千曲錦」1種のみ、冷や、野沢菜小皿付き、ビール会社のコップの大きさ、370円)
3人で2300円(30分程度滞在)
勝手なコメント
そばは話のネタになる。日本酒は期待できない。
★★(5つ星が最高)
公式ページ 詳しい紹介

長野新幹線、しなの鉄道 上田駅 から徒歩10分位・車3〜4分弱(刀屋)、車10分弱・徒歩30分弱(草笛)

刀屋 上田市中央2-13 上田駅から坂道を登り「松尾町」(3つ目)の信号を右折。しばらく歩いた左手が「刀屋」 駐車場10台(店のはす向かいの民間駐車場の一部)
11時から18時頃の営業(売り切れ終い、かなり混む)、日曜定休、
白っぽい色の麺はそこそこの香り。つゆは鰹だしが強くて個人的に好み。量は「小」「中」「普」「大」の順で増え、「大」(もり800円)は「どのくらい盛れるか挑戦しました」という高さ!(「山盛り」と呼ぶのがふさわしい) 話の種を求める方は「普通盛りでもすごく多いですよ」の声に負けずに是非頼んで欲しい。(公式ページのTOPの写真が「大」、左写真で「小」もり) 但し絶対残さないこと。
つまみは「かも煮」(鶏肉とネギか玉ねぎの煮たもの、700円)に「ちらし」(天ぷら盛り合わせ、650円)。こちらも素朴な味付けで量が多い。
後で調べてみたら酒(「本菊泉」)を造っている蔵は、「旨口純米酒の傑作」(ある信頼置ける本の記述)を作っているらしい。飲んだのは間違いなく普通酒だから思いっきり醸造アルコール足しているのかな。
http://nagano.cool.ne.jp/katanaya/  (「刀屋」の公式ページ)
⇒「むかしの味」 池波正太郎  新潮文庫 (刀屋について、昭和年代の記述)

草笛 上田市常田2-13? 上田駅から坂道を登り「中央2丁目」(4つ目)の信号を右折。信号を3つほど過ぎた更に奥右手が「草笛」 駐車場20台ほど。
11時から15時半頃の営業(売り切れ終い、結構混む)、木曜定休、
本店は小諸だが、今は上田の店のほうが味が良いという。新幹線の駅が上田にできて小諸にできなかった(更に言うと佐久にはできた)影響だとしたらちょっと悲しい。(実際、上田はいろんな店が増えたが小諸は寂れる一方) 個人的にはつゆがおさえめの味・香り(その分そばの香りが楽しめる)でやや物足りないがそばの味はけっこう良い。
「くるみそば」が名物。くるみ(このあたりの特産)がすりこまれた茶色どろどろのつゆは甘め・穀物のあぶらでこってり。やはりどろどろのそば湯で割るとかなりうまい。
酒は「千曲錦」(「帰山」「吉田屋治助」の銘柄でけっこう注目されている蔵)だそう。値段からしても上撰(普通酒)だと思う。

上田駅の観光案内所で「口コミそばMAP」がもらえます。上の2店をはじめ、夕方・夜は営業しない店が多いので要注意。

http://www.kaji.org/soba/diary/
(個人作成「Kaji's蕎麦打ちページ」から「蕎麦打ち日記」へ入る。「刀屋」1998年12月25日、「草笛」1999年9月12日)
http://member.nifty.ne.jp/LUCKQ2/taste.html
(「味覚の部屋」から「そば」に入る。「草笛」「刀屋」ともにページの真ん中あたり)


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