坐唯杏(ざいあん) (池袋、酒処)
日本酒の銘柄に特徴があるだけに惜しい
   
訪れたときの様子
入る前の期待が大きかっただけに苦言が続いてしまう。(「dancyu」の記事はちょっとほめすぎ・・)
日本酒のそろえ方が「真菜板」と酷似していて、どうしても比べてしまう。(使っているガラス製おちょうしまで似ている) 「英(はなぶさ)」は完全に味が劣化(まだ1升瓶に半分近く残っていたのに)、他にも開栓後ぼやけたんだろうなあという酒にけっこう当たってしまった。(「真菜板」は店主がその日状態の良いものを選んで出してくれたからどれもうまかった。「うすにごり」なぞ目の前で開栓してくれた) この店の「うすにごり」が瓶底の最後の1杯と知っていたら頼まなかっただろう。(ついている値段はこの店のほうが安いが・・)

つまみは旬のもの中心に一工夫したものが並び、店のやる気が感じられる。しかし、工夫してあるだけにそれがどういう味であるかが想像とずれる。(グラタンのチーズが意外にあっさりしていたり、そもそも「蛸卵」がどういうものか) 酒のほうが一癖も二癖もあるもの(つまみを選ぶもの)ばかりなだけに、なかなか選びづらい。酒との相性で当たり外れが結構でた。

要は、店の主人に聞きながら選べばかなりの部分解決するのだろうが、カウンターと隔離されたテーブル席ではそれもできない。店員さんも(態度その他には問題は無いながら)注文した品が間違って出てきたくらいだから期待するのは酷。最後の会計で割増されていた10%がもし「サービス料」だとしたら、少なくともテーブル席の客からはとって欲しくない。

p.s.
後日行った友人に聞いたところ、つまみの一部に「お勧めの酒」が書いてあったそうです。
この日注文したもの
あん肝(680円)、新唐墨(780円)、このわた(780円)、蛸卵の塩辛(300円)、お漬物(てんこ盛り、500円)、京風豆腐グラタン(880円)、各1
「英(はなぶさ)」(純米、620円?)、「志太泉 H12BY」(特別本醸造・原酒、650円?)、「諏訪泉 うすにごり」(純米袋吊り、590円)、「秋鹿 米だけの酒」(山田錦、500円)、「諏訪泉 H8BY」(燗、特別純米・原酒、620円?)、 おちょうし(8勺)で各1
お通し(なすの煮物、「千両茄子の冷やし煮」か?、300円)3
最後に10%割増されていた(今回は700円ほど、名目は不明)
3人で8300円(1時間半ほど滞在)
勝手なコメント
日本酒の銘柄に特徴があるだけに惜しい。2軒目として、カウンターに座れる1人か2人で飲んだら印象が変わるかも。
★★(5つ星が最高)
公式ページ 詳しい紹介

豊島公会堂の裏手
豊島区東池袋1-31  ビルの地下1階
17時から24時(ラストオーダー23時半)
(ランチ営業あり、11時半から14時)
年中無休
http://www.zaian.net/ (店の公式ページ)

JR山手線、埼京線、営団丸の内線、有楽町線、東武東上線、西武池袋線
 池袋駅 東口から徒歩6〜7分

@駅東口の三越に出る。三越脇の道を入ると最初の交差点左手に2階建ての大きな駐車場がある。その駐車場とラーメン屋(「名代 たい焼」の看板あり)の間の道を入ると左手に公園(中池袋公園)があり、その奥が豊島公会堂。公会堂を左に見ながら通り過ぎ、交差点をひとつ抜けた(首都高の高架の手前)左手に地下に下りる店の入り口あり。(入り口の並びは牛丼の「すき家」)
A三越から明治通りを行く場合は、王子方面に向かいビックカメラのピーカン(パソコン関係を扱う館)を通り過ぎる。横断歩道を渡り更に行くと右手に豊島区役所がある。区役所の手前を右に入り進むと豊島公会堂。公会堂の先を左に曲がると、以下同上。

旬の食べ物メニューが店頭に張り出されている。(写真左)  「さかさ馬」の暖簾が店の入り口に。(写真左)
テーブル席は浅めの掘りこたつ風。隣席とは敷居で隔離され、照明も程よい暗さと居心地自体はとても良い。宴会の予約がたくさん入っているのが納得できる雰囲気の良さ。

つまみの珍味にはおもしろいものがあった。自家製だという「唐墨」はうまかったし、「蛸卵の塩辛」は様々なタイプの酒に合う新しい発見。日本酒も「志太泉 H12BY」は程よく熟成していて良かったし、そもそもすべての銘柄でグラス(100ml)、燗が可能というのは二重丸。それだけにもったいない気がした。

⇒「dancyu」(ダンチュウ)  2002年7月号 プレジデント社


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