猫じゃらしNo1

                         
             
                                    
  

                   

                      
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 その名はトラ        4年前、汗ばむ6月の ある晴れた日、近くの公園から猫を拾ってきた。
さばとら(鯖に似た模様の)のオス猫。
さっそく”トラ”と命名。(そのまんまやん)
まだ、目が見えるようになったばかりの赤ちゃんだった。
しかし、彼は勇敢というか喧嘩好きというか近所のでっかい猫が窓の外を
通過する度に チビなのに 目いっぱい毛を逆立てて威嚇していた。
食い意地も張っていて、人が餌をあげようとしてるのに食い物が見えると
人の手に猫パンチを くらわせる 不届きものだ。
ま、私と同じ 6月生まれ という事で 許しちゃる。
                                                  
 消灯時間  トラも一応、夜行動物の端くれらしく 最初のうちは、家人が寝る頃に
元気百倍になって、小さいながらも騒々しい奴に変身。しかも 駈けずり
回るのみならず、私の髪に じゃれ、布団の中の足を噛み、おちおち寝る
どころではなくなった。同じく夜型の私だが、チビッ子の攻撃に たった
3,4時間の貴重な睡眠時間も危ぶまれて・・・・。
元々は、早寝早起きの T が、とうとう お怒りに!暴れん坊将軍を 
大きな手で、掴みミャ−ミャ−言ってる顔に「夜は、寝るんだ!」の一言。
あぁ、私も耳が痛いその お言葉(笑)。こうして、次の日から、おりこうな
うちの”トラ”は、夜も10時を回ると眠る人間的な猫さんになったのであった。
 


   初恋?




   
 トラは いつも おうちの中で窓から、お外を眺めていた。
自慢じゃないが(自慢です)と〜〜っても綺麗で男前、人でいえば まだ
子供なので、差し詰めジャニ〜ズ系とでも(笑)。しかし、おうちの中だけで
友達(猫の)もいない。いつもの様に玄関の窓から お外を眺めてると・・・
お隣りの犬が庭に出ていて トラに「ワンワン」吼えている。その日から
毎日、トラは お隣りの犬と「ワン!」「ミ〜!」とコミュニケ−ション。
どうやら、トラの初恋??ある日、鳴き声を聞いていると 何やら変な
声が「ナ・・・ワオン」「ミ・・・ナオ・・」ん?んん?なんと トラが犬の鳴き声
真似ている!ほ〜んと ちょっと おかしな犬の声なのだ(笑)。
トラよ、そこまで思い詰めていたのか!(笑)夢中だね。
しかし、お隣りの犬は後日 奥さんに聞いたとこに寄ると、猫に餌さを
横取りされて以来、大の猫嫌い!しかも オス!(笑)致命的だ。
はかなく散った トラの初恋であった・・・・(笑)。
 トラちゃん
  タ−ン!
 初夏、フロ−リングのリビングは気持ちが いいらしく トラは
気持ち良さそうに お昼寝。安心しきってるのか、寝相が悪いんか
仰向けで、両手は胸に 後ろ足はガバッと全開。おまけに片足は
壁に上げてる。ま、いっか、いっぱい眠って大きくなぁれ。
窓越しの真っ青な空には 白い雲が ハンバ−ガ−みたいな形に
なったり、きのこみたいになったり・・・って、食べもンばっかやん(笑)。
時折、カ−テンを揺らす爽やかな風が、心地いい。
こんな日には、ゆっくりと好きな本にでも目を通し・・・?・・・・・
「zzz・・・・ニャオ・・・zz・・モニャ」何?トラ・・・・あんたは寝言言うんかい!
あ〜んなちっちゃい脳で どんな夢みてるんだか・・・。暫くして、お目覚め。
口が耳まで裂けるような大欠伸の後、いきなり壁に もたれて上げていた
後ろ足で、思いっきり蹴って、そう、まるで、水泳のタ−ンみたいに。
床の上をする〜っとすべってる・・・繰り返す事、3回(笑)。あんまり
楽しいのでビデオに撮ろうとしたら、カメラ目線になって、おすまし。
ちっ!悟られたか。昔、飼ってた猫は、そんなんしなかったけど
ペットスクエアの方の猫さんも同じ事するらしい。猫って、おもしろい。
 デビュ−★  そんなトラも 大きくなってきて、俗に言う”さかり”がつき、家中に
マ−キングするようになった。これが又、とんでもなく臭い。
出窓のカ−テンにされた時は、風と共に異様な匂いが・・・。かといって、
去勢するのも可哀相に思い、トラちゃん お外デビュ−。
しかし、生まれてこのかた、外を歩いた事がないので、10分程で足の
肉球を血だらけにして帰宅。ワンちゃんみたいに靴でも(笑)。
そんなトラも段々、慣れて 今では、9時には帰宅する・・まぁ、年に1,2度
喧嘩で、かじられて穴が開いたり化膿したりの若造に なりました。
  「ごはん」                             TVで喋る犬が出ていた。
「たいした事ない、トラだって喋るもん」と私。
そう、トラは赤ちゃんの時から人に話かけられ続けてきたので人の言葉が解かる、喋れる猫なのだ。その証拠に門限を9時にすれば9時に。
でかける時など「6時ね」と言えば6時ちょっと前に帰ってくる。なんて、
おりこうなんだ!(笑) 帰宅して、空腹の時「トラちゃん、”ご飯”は?」と
餌さをやる前に おあずけ状態で、教え続けた結果、ミャ−ミャ−言って
いるトラに「”ごはん”は?」すると「ニヤハン」と言うようになった!その内
ちゃんと「ご(ちと濁ってるが)はん」と!素晴らしい!(笑)ビデオに撮ってTVにでも投稿するか!(爆)
あれから、数ヶ月が過ぎ・・・・今のトラちゃんは、普通の猫たちと同じ様に普通の猫の鳴き声で ご飯を催促してる。やはり飽きっぽい飼い主に似て人真似に飽きたらしい・・・・。
                                                              
 さびぃ〜!!  ある冬の日。とてつもなく寒くて どんよりとした空、冷たい風が吹いている。
私は、暖房の効いた暖かい部屋でぬくぬく♪と、サンデッキ側の窓(掃き出し)にトラが。きっと「寒いよ〜、早く入れてよ〜」と言ってるんであろう口をパクパク。
「わかった。わかった」せっかく気持ち良くのんびらしてたのに、もう、
面倒くさいなぁ。見ると トイレに駆け込む寸前みたいに慌てた顔で さっきより早く口をパクパク。思わず笑いながら・・・なんせ、屋敷が広いもんで(笑)窓にたどり着くまで、時間がかかるのよ(笑)。
窓が開くか開かないかのとこででかい顔を無理矢理突っ込んで強引に部屋にトラが入った。
その瞬間「〇×▲∵¥%#」と、そう人だったら、「おお〜さぶさぶ!」みたいなカンジで早口に(笑)。だから、こんな日に出かけるんじゃないんだよ。
っていうか早く入れてやれって?(爆)