フリークスも人間も

美しい少女とシャム双生児が、SM写真家とその手下にくいものにされるお話。

1998年 ロシア映画 セピアカラー。 別に、18禁ではない。

 

うーむ。なんといったものか。

古き良き時代のSM。SMといっても、純粋にお仕置きを前提としたスパンキング。

老女が若い女の子のお尻叩いて、「なんて悪い子なんだい」なんて言ってて、

それをご立派な紳士達が淡々と見てたりします。なんだかとってもお上品。

なにがすごいって、まずタイトルもすごい。

シャム双生児は、人間じゃないと言い切っているかのようだ。

OKなのか?これは。

映画としてのつくりもすごい。

バタバタ人死んでくし、なんか叩かれてるし、シャム双生児を見世物にしてるし、

けっこうすごいことしてるんだけれども、すべて淡々として美しい。

セピアカラーだからというのもあるんだろうな。

状況説明が簡潔というか、一言で済まされる。展開が速い。

ex)手下が盲目の未亡人のスカートをまくりあげる

  →未亡人びびってるけど逃げない

  →画面真っ黒になり、「こうしてエカテリーナ(だったっけな)は初めて恋をした」という一文

……なんじゃ、そりゃ(゚-゚)。

目の前でお尻叩かれてる女がいるのに、顔色ひとつ変えないで写真をとる写真家がクールでよし。

一番好きだったのが、双子がアコーディオンを弾きながら歌う歌。

これが、いい。すごくいい。ボーイソプラノがもの悲しくて。

うまくいえないけど、いい映画だと思う。

戻る