第二次世界大戦下のスターリングラードでの、ドイツ軍とソ連軍の攻防。
ジャン=ジャック・アノー監督。 ジュード・ロウ、ジョセフ・ハインズ、エド・ハリス
ジュード・ロウが演じるソ連軍の狙撃兵ヴァシリ・ザイツェフは、実在の人物。
一歩兵に過ぎなかったヴァシリが、田舎で狼を撃っていた経験のため一流のスナイパーだと判明、
英雄と奉られる。
冒頭から、釘付け。 簡単に死んでいく、人・人・人。
どう考えても突っ込んで行ったって撃たれるだけだろって場面で、びびって逃げると自軍に撃たれる。
前も後ろも敵だ、こりゃ。
勝ち負けのない戦争映画です。 誰が正義というわけでもない。
ソ連の狙撃手・ジュード・ロウと、ドイツの狙撃手エド・ハリスの緊迫感溢れる対決がすごい。
殴り合いのようなわかりやすい派手さはなく、ひたすら相手の行動の裏の裏の裏を読んで、
一瞬の好機をじっと待つ。 神経磨り減りそう。
人間はけっこう簡単に死ぬものだとは思っているけれど、
こう目の前でバッタバッタ死んでいくと、正気でいられるものかしら。
いくら腕のいい英雄だって、空からドカンと爆撃されれば一発アウト。
運だけでギリギリ生きてるなんて、おかしくなっちゃいそう。
それにつけても、ジュード・ロウ。 かっこいいだけじゃないね。