1971年にスタンフォード大で行われ、心理学会を震撼させた実験を映画化。
2001年、ドイツ映画。オリバー・ヒルツェヴィゲル監督、モーリッツ・ブライブトライ主演。
新聞広告で集められた24人の男性を「看守役」と「囚人役」に振り分けて、
2週間模擬刑務所に収容するとさてどうなるか、という実験です。
ルールは6つ。暴力は禁止。
1.囚人は、お互い番号で呼び合わなくてはならない。
2.囚人は、看守に対して敬語を使わなければならない。
3.囚人は、消灯後会話をしてはならない。
4.囚人は、食事を残してはならない。
5.囚人は、看守の全ての指示に従わなければならない。
6.ルール違反を犯した場合、囚人には罰が与えられる。
なんかもー、見る前からどうなるかわかっちゃうんだけど、やっぱりおっかない。
最初は、たんなるゴッコ遊び。彼らにはもともとつながりは無いわけで、まあ2週間適当にすごして
みんなで報酬もらって帰ろうぜーというノリ。
それが、時間が経つにつれてだんだんと看守役は横暴に、囚人役は卑屈になっていきます。
そして、それがどんどんエスカレートしていって、7日目には……。
与えられた役割で人格が変わっていくというのは、非常によくわかる。
刑務所でなくとも、戦争なんてその最たるものなんだろうな。
戦地でガンガン敵を殺した軍人さんだって、立場が軍人さんじゃなかったら、
例えば戦争がなくてたんなる田舎のおじさんだったら、近所の人を撃ち殺したりしなかったろう。
立場が変われば、そりゃ性格も変わるわね。
自分で自分の演じる役をそれなりに選べるような時代に生まれたことを、幸運だと思うことにいたしましょう。