番外編

長野、松本の蕎麦 のうまさに大感激!!
◎すぎもと(温泉旅館)
住所:長野県松本市里山辺451-7 電話:0263-32-3379  料金:1泊2食15000円〜

新宿から特急に乗って2時間程で松本駅に到着。目指すは美ヶ原温泉の旅館「すぎもと」。食雑誌に載っていた「蕎麦」が食いたかったが為にここまでやってきた。宿に到着して少々面 食らった。なぜなら数々のホテル系雑誌、食雑誌で紹介されている旅館にしてはこじんまりとした言葉は悪いが、地味な建物だったからだ。とりあえず、中に入ってみた。確かに中もこじんまりとしていたが黒光りした磨き抜かれた床。天井の梁。どれもが素朴だが風情があった。部屋に案内され、ツレと喜んだ。確か、我々は15000円という一番安い値段設定でこちらを予約したのだが、一番安い部屋とは思えない広さ、センスのよさ。居心地の良さに感動する。松本の民芸家具だろうか。置かれた椅子、テーブルなど素朴ながらも統一されたインテリア。決して華美ではないが、落ち着く。一風呂あびて、夕食は別 館の食事処で。夕食までのアプローチがまたシャレている。ワインは・・・と選んでいると係りの人に「本日はフランスはブルゴーニュ産の「エルミタージュ」だけのご用意となります」と告げられ、ブルゴーニュ産に偏見のあった私はガッカリした。ワインが運ばれて「栓を開けたばかりですので、少々時間を置いてからお召し上がりになった方が美味しいです」と言われ、しばしグラスに注ぐのを待つことに。次から次へと運ばれてくる山菜料理の数々。「暖かい内にお召し上がり下さい」とか「冷たい内にお召し上がりに」とか必ず一声かけられるのでかなり慌ただしい食事をするハメに。しかし言いたい事は分かる。ずらーーーーーと冷め切った料理をテーブルいっぱいに並べる旅館もあるが、あれにはゲンナリする。暖かいものを暖かいうちに。。。有り難い事ではないか・・・。「もういいかな?」と置いておいたワインを口に含むと・・・「うわ〜〜〜。うまい〜〜〜〜」感激。そこへ「ワインと合わせて召し上がっていただきますとうまさもひとしおです」と運ばれてきたのが「鹿肉の刺身」。鹿の刺身とは・・・・とおそるおそる食べてみるとこれが旨い!!そこへワインを含むと・・ああ!!最高!!15000円という安価な上に食事がこんなに素晴らしい宿なんて他にそうそうあるもんじゃない。お腹がはちきれそうに苦しくなってきた頃に、お目当ての蕎麦が運ばれてきた。主人自らが打ったこだわりの蕎麦である。「5分でお召し上がり下さい」と言われキョトンとなる。ただでさえ満腹で苦しい中にあって、5分で蕎麦を食い切れとは・・・。早く食べきらないと蕎麦から水が出て風味が台無しになるというのだ。言われるがままに無言で蕎麦をかっこんだ。「旨い!!!」ずーと「旨い」ばかり言ってるが、それ以外に形容する言葉が思いつかない。ただ、純粋に一言「旨い!!」本当に旨い時って余計な講釈なんて出てこない。
翌朝、宿を立つときに主人自ら出口で待ち、送ってくれた。「蕎麦、おいしかったです」と声をかけると嬉しそうに松本駅周辺の美味しい蕎麦のお店など丁寧に教えてくれた。「ここは全部見る価値あるし、この●で囲ったお店は是非食べてみて」と言われたが、●の店全部食べ歩いたら腹はちきれるだろう。。。と突っ込みたい衝動にかられたが、お礼をいい、渡された地図を持ち、宿を後にした。素晴らしい宿でした。

◎野麦
住所:長野県松本市中央2-9-11 電話:0263-36-3753  定休日:火曜・水曜 営業時間:11:30-17:00
「すぎもと」の主人に紹介された蕎麦屋。店構えは極めて質素。中に入ると3つのテーブル席のみの小さな店だった。壁に貼られたメニューを見ると「笊蕎麦」と「暖かい蕎麦」と酒しかなかった。迷わず「笊蕎麦」を注文。1杯1000円。しかし高いとは思わなかった。前日「すぎもと」で食べた、あれと同じくらい旨い蕎麦を食べられるなら1000円は安いくらいだ。狭い店内に次々と客がやってくる。そして全ての席が埋まった時、店の人間は外の暖簾をひっこめた。それでも入ってくる人々。「今日はもう、終わりなんですよ」と断る店主。17:00までの営業時間だが、蕎麦が終わった時点で店は閉めるとすぎもとの主人にあらかじめ聞いていたお陰で寄り道もせずまっすぐこの店を目指してよかったとそのとき思った。後、数十分遅かったらここの蕎麦を食べずに帰らなければならなかった。さて、お待ちかねの蕎麦がやってきた。ここでは「5分で」という前置きはなかったが、とりあえず無言でかっこんだ。旨かった。すぎもとの蕎麦より少し優しい感じがした。蕎麦の香りがすするごとに鼻を通 る。最後に店の主人に「つなぎはどれくらい入れてるんですか?」と聞いてみた。「1割です」との返事に妙に納得した。