怪傑ゾロ
照明のゾロさん、その后どうしていますか。
小茶のおばちゃんこと、私の母さんが4年前に店で倒れ、救急車ではこばれて、脳梗塞と診断された翌日、「おばちゃんの夢をみた」と訪ねて来てくれた時は、心底びっくりした。
ゾロさんは30年くらい前から、小茶と共に生きた人。
朝まで酒かっくらって、そのまま仕事場に行く人。(いつねてるのか?)
男気があって、いつもハイライトの包装をバキっと半分位むいて、煙草を吸い、ハリのある大きな声で、礼儀正しく、
美緒さん、これしてください。−−ハイ。
美緒さん、あれしてください。−−ハイ。
呼ばれる名前の数に答えるハイ。
その多さにはちょっと閉口したけど、ゴールデン街にママは数々いるけど、名前を呼んで、ハイと答えてくれる人は私だけだと喜んでくれるものだから、私もそれに答えたっけ。
あまりの酒量の多さに体をこわしたって、風の便りにきいたけど、いつまでも待ってるよ。
美緒
|