肉ワンタンメン
大粒の肉ワンタンが5つ、茹で釜に入れられ、暫しの時間が過ぎる。頃合を見計らい麺を投入。丼に元ダレ、油、スープが注がれ準備が終わる。
先ずは平ザルで麺を上げる、心地良い湯切りのリズム。そして肉ワンタンが、丼の半分に入れられる。
抑えていても香り立つ魚貝系。ピンと張り詰めた繊細なスープ。どれも突出せず、穏やかに主張しあう。中細の麺が引き上げるスープとの絶妙なハーモニー。
肉ワンタンをレンゲで掬い、熱いのも忘れて齧る。フワッとした肉の感触と旨味、あくまでも優しい味わい。肉ワンタンの凝縮された味が、さらなる上質なポイントとなり、丼全体を至福の一杯に仕上げる。
品が良いのに存在感の強い、感嘆に値する逸品である。