空の旅

 アメリカで飛行機を使った恐ろしい事件のあった日から約1週間後の飛行機でカナダに帰ってきました。はじめ私は「いくら地続きと言っても国が違うんだから…」と、それほど深刻には考えていなかったのですが、家族や知人から「飛行機がハイジャックされるのではないか」とか「空港に行ったは良いが飛行機が飛ばないのでは」等と心配させるような話をされていたので当日空港に着くまでにはバッチリ不安に…

 成田空港までは、新幹線で東京駅まで行き、そこから成田エクスプレスに乗り継いで行きました。新幹線に乗っていた時にはそれほど事件の影響は感じませんでしたが、成田エクスプレスに乗る時はほんのりと、いつもとは違った空気が…。ホームには、銀色の微妙な大きさのケース(←カメラなんかを入れておくヤツ?)を持ち、いかにもそれっぽいおヒゲを生やしたジャーナリズミィな方々が目につきます。ちょっぴり事件の影響を感じてさらに不安になってきます。

 そして、電車が空港に近づいた時の車内放送では…「飛行機を御利用になる方にお知らせです。機内へはいっさいの小物の持ちこみが禁止されています。御持ちの方は御預けになる御荷物にしまうなどしてください。」とのコト。その日、スーツケース(重さ約36kg)とリュックを持ってきていた私は…「小物さえも持ちこみできないのか…安全の為とはいえ、キツすぎるんじゃないだろうか?小物さえも持ちこめないんだから、リュックなんかは論外だろうなぁ…でもスーツケースは限界まで荷物がつめこんであるし、どうしたものか…ウムウム…」と不安が上乗せ状態

 車内放送の後数分で空港に着き、急ぐ必要もないのにあしばやに旅行会社の受け付けへ…      私「あのぉ…リュックは機内に持ち込めませんよね?」                        係の人「…(リュックを確認)…この大きさなら大丈夫ですよぉ」                   私「うん!?でも、さっき電車の中の放送で…それに空港内でもついさっき放送がありましたよ?」   係の人「………はい?」                                     私「いや、だからあの…機内へはいっさいの小物が持ちこめないって…」               係の人「あぁ、アレはハモノの持ちこみができないって言っているんですよ?」            私「…(困惑中)………あ、ハモノ?刃物のコトだったんですね?ナイフやハサミ、カミソリなんかのコトですか。てっきり私は小物と言っているんだと勘違いしてましたよ。はっはっは…はぁ…」       と、係の人の「こいつ、持ちこむつもりだったのか?」という疑惑に満ちた鋭い視線の中、怪しげなため息まじりの薄ら笑いを浮かべてしまいました。会話の内容が聞き取れていない周りの人の目にはかなり怪しげにうつったコトでしょう。

 基本的に楽天家の私…滅多なコトでは思い悩むというコトがありませんので、たまぁに不安になったりすると、こんなありえないミスをやらかすモノなのだなぁ…と実感させられました。まだまだ未熟。

 かくして、バンクーバーで預けた荷物がカルガリーに届いていなかったというアクシデントもありましたが、無事スウィートホームに帰ってくるコトができたのでした。

 今日の教訓☆心理的に不安定な状態での空の旅はちょっぴり危険で甘酸っぱい、ドッキドキの 濃い物語(今回も間違いなのは言うまでもない)

(9/20)