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第3章 さて、麻味子は、いよいよ卒業を迎える事に成りました。就職先は大学では英語を勉強していたので境港に帰り、米子空港の日本エアーシステムに就職する事になりました。ここからは仕事とスナック了のNO1という二足のわらじを履く事になります。 この当時位から麻味子は、店のチーママの仕事をしているみず子と私のあいだに調度スッポリ入ってくるようになりました。私への呼び方も「お母さん」から「ママ」へ変り、こんどはいつのまにやら「ママ」から「ハハ」になっていました。スタッフ全員、そして、お客様まで「ママ」では無く「ハハ」と呼ぶようになっていました。 麻味子はこの当時、よく私に聞いてくる事がありました。それは、 「ハハが付くお客様は、なんでヘネシーなの?ハハは酒は飲まんのに」 「さっきハハはなんで、あの若いお客様に付いてたの?売上にもならんのに」 「あのお客様、ハハが付いたらスゴク態度が違うよ。おりこうさんになるよ。いつもは態度が悪いのに。」 「なーハハ、あの人、絶対ヤクザだよ、大丈夫?なんで、だまって見てんのあんた」 私は、その「なぜ?」にきちんと答えていきました。なぜなら、麻味子の目に真剣な光を感じたからです。どういう風に答えたかというと、 この「なぜ?」は麻味子が、お水の仕事に対して前向きになったという印です。 |
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