薬師橋から

 バイパス、国道364号線は高台に位置し、薬師大橋あたりから眼下に広がる山中町の眺望がみごと。とりわけ、晩秋の紅葉した山々と灰色の空とのコントラストはすばらしく、いやし指数は一気にはねあがる。車を止め、ぜひ深い山並みに抱かれた温泉街を眺めてみよう。でも、国道を行き交う車にはじゅうぶん気をつけて。


 富士写ヶ岳遠望

 薬師橋からさらに国道を奥方向に進んでいくと、だしぬけに前方が開け、富士写ケ岳が視界に現れる。数あるご当地富士の中でもこの山はバランスのとれた優雅で女性的な稜線を見せる。日本百名山の著者としても有名な深田久弥氏は自身12歳にして「始めて登った山」として自著の中で述懐している。この体験を契機に、深田氏は登山家としての第一歩を踏み出すことになった。ドライバーの方は景色に見とれ、ハンドルを切り損ねることのないようにご注意!